本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784620310190
感想・レビュー・書評
-
官僚独裁主義から脱却するには優秀な政治家が必要なわけで
そのために選挙システムの改革と市民が政治について
もっと勉強する必要があるよね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生、会社員、主婦、公務員、ジャーナリスト、色んな人に薦めたくなった。
日本社会を、際限ない経済発展を至上命題とする、官僚と一部の有力者による支配社会であり、それによって国民は不幸な生活を余儀なくされている。この状況を打破するには、日本人1人1人が本来の意味での「市民」としての自覚を持ち、行動することが重要だと説く。
政治に無関心のままでいてはいけない、今本当に起こっていることは何か、常にアンテナを張っていなくてはと奮い立たせてくれる。 -
日本が異様な国だとわかる
官僚支配の国、国民の声が恐怖や慣習によって消される国
「しかたがない」
この一声で幸福を捨てている現状がわかる
一人一人が社会の一人ではなく、人間の一人としていきなければいけない
そして日本は独自の国を作り上げないといけない
真似でなんとかなる時代は終わった -
日本という国の良くない側面が理解できる。構造的な仕組みを変えていく必要がある。
政治家が悪、官僚が善
日本女性の晩婚化、少産化は、日本社会が作り出している。経済的成功を優先させて人間としての幸福を犠牲にしている。
富める国の貧しい民
本当の意味で民主化できていない。
2つの奇跡 大量生産システムの構築と社会の拡大を優先して抗議をしない民
シカタガナイで全てが片付けられる社会
バブル経済の崩壊で得をした人がいる
日本のジーナリズムは本当のことは言わない。
日本には、知っている人と、知らない人の二分が起きている。その意味で多くの人は偽りの社会で生かされている。
日本という社会を客観的に考察している名著 -
出た当時は革命的な説だったように、記憶しています。日本社会の構造の本質を捉えた本でした。
-
たまたま図書館で手にとって読了、1994年の出版だが非常に面白かった。無知で咀嚼できなかった箇所があったので、改めて購入したいと思えた良書。
日本で「政治勢力としての中間階級がほぼ完全に欠落している」のはなぜなのか。
国会でグダグダな答弁を繰り返す首相や官僚、説明責任を果たさなくても罷免されない不思議なシステムが、なぜ許されるんだろう?
長時間労働や満員電車で疲弊して働きたくない、もっと人間らしく、幸せに生きていたい。
そうした日々の問いを読みながら考え、読了しても終わらない問いが続いている。 -
必読書
-
【目次】
謝辞 003
第一部 よい人生を阻むもの 011
第一章 偽りのリアリティ 013
第二章 巨大な生産マシーン 038
第三章 麻痺した社会の犠牲者たち 064
第四章 官僚独裁主義 087
第二部 日本の悲劇的使命 127
第一章 日本の奇妙な現状 129
第二章 バブルの真犯人 178
第三章 不確実性の到来 205
第三部 日本はみずからを救えるか? 227
第一章 個人の持つ力 229
第二章 思想との戦い 247
第三章 制度との戦い 286
第四章 恐怖の報酬 312
第五章 成熟の報酬 325 -
-
The False Realities of a Politicized Society ―
http://books.mainichi.co.jp/ -
市民の覚醒が民主主義国家には急務という主張。西欧主義的な市民の捉え方 また第2次世界大戦に日本が突入した経緯についての分析は多くの日本人と異なるだろう。
ただ市民あるいは民衆が政治の主体者となるべきであること。また現在も続く日本の労働のあり方に対する強い懸念は私たちも十分理解しなければならない。
さて何を人生における幸福と感じるか否かに相当の違いがあるように思う。彼の主張する幸福感が一つの西洋的な価値観かも知れない。
しかし確かに日本の行くべき路の舵取りはいったい誰が行っているのかと言えば確かにこころもとない。政治家 政府 官僚?
第2次世界大戦へと導いたのは誰か。そして誰が責任を負うのかを考えても日本の政治のありように対する特異な様は確かにある。今回の原発の事故に対して誰が悪い?誰が責任を負う?同じことが繰り返されている。
日本文化という言葉の中にくるめられている 集団への隷属 和 などもう一度違うコンテキストで考えて見直す必要があると思う。
最後に彼が陥っている大きな問題点は西欧中心主義だけでなくフェミニズムに対する偏見、無理解も甚だしい。彼の言うところの市民にいったい女性は含まれているのかとも思う。
しかし文献を調べ、よく本や資料を読んでおられるこのには間違いない。私たちが彼から学ぶことがあればよいと思う。 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/TW00087588 -
オランダ人の著者からみた日本。腐敗した政治。操作された情報の流布。我々個人が当事者意識をもって行動に変えていく他に日本再生の方法はない、と持論を展開している。
-
日本の不幸なシステムは、官僚の政治説明責任の不在が原因だ。それが国民に偽りのリアリティを見せている。高い工業生産性を誇るシステム作りのための系列企業・業界団体による官民混合、経済的成功優先で搾取される国民、金権政治の黒幕は官僚であることを知らず政治家叩きをする国民・・・全ては偽りのリアリティだ。
この説明責任の中枢になれるのは政治家しかいない。官僚と国民の橋渡し役だからだ。それには個人が惰性と無関心を克服して情報を積極的にとりにいき政治家に働きかけること、調和・ユニークという文化への思い込みを捨てること、新聞に革命を起こすことなどが挙げられる。
今の日本が総じて不幸である理由を官僚批判を中心に網羅的に説明している。ただそのせいか、話題が行ったり来たりして少し読みにくいのが難点。94年出版と少し古いけど内容は古びていない。
多くの人は偽りのリアリティを見せられて搾取されていることに気がつくべきだ。若い世代がこの状況を脱出するためにパブリックにできることは、選挙の投票に行くことくらいしかないと思う。「シカタガナイ」精神を捨てて、国に働きかける姿勢が大事。 -
94年に出版されたいわゆる「日本教批判」概論。政治状況に対する批判が中心となるが終盤においてそのシステムを加速させる日本の精神風土に対する分析が秀逸。日本人の「しかたがない」という口癖には、権威への盲従と崇拝、現状容認、独立心の欠如が存在する。「シカタガナイ」=現状改革できない構造との指摘が興味深い。指摘から15年ほど過ぎているが情況は悪化するばかりか。
-
現代日本(と言ってもこの本が書かれたのは10年以上前だが)が抱える民主主義への最大の障壁は、政治家の資金源となる大企業上層部と官僚の癒着であり、そのため市民の投票に選ばれたわけでもなんでもない(=民意が反映されない)官僚が政治に対してもつ権力の増大―がこの本では批判されている。
先に述べたように、この本の初版は90年代半ばであって、現在の政局、政権交代は当然ながら反映されてない。民主党の掲げる「脱官僚政治」はまさに著者の描く理想図にあてはまるし、子ども手当だとかガソリン暫定税率廃止等の政策も家計を刺激して、必然的に内需の拡大に繋がる。状況は好転しているのかもしれないが、私大文学部の僕はこの本がどこまで正しいのかはわからない笑
けれども、真の民主主義の実現にあたっては市民一人ひとりの意識改革が必要とのことにはとても同意。憲法十二条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」です。 -
日本という国家というか、国としてのシステムについて述べられている。主に官僚に対しての意見。
10年以上前に書かれた本だが、現代でも当てはまる事が多々。
市民は、モノを考え行動する権利がある。にもかかわらず、それを実行させない仕組みが巧妙に組まれている。
自らの不実行を全てその仕組みのせいにしてしまう事は出来ないが、確かに物理的に不可能、という一面があると納得。
現在は雇用状況も改善され、各個人も自分のプライベートを確保する動きが出てきている。
更に、話は少しずれるが政治に対する関心も上がってきていると思う。
ただ、その裏にいる官僚の存在を意識している人は少ないのではないか。
表の顔である政治家ばかりに世論が集中して、政情が二転三転する。
それよりも安定した立場で政治家よりも法律に詳しい官僚が国の実権を握るのは至極当然だ。
そうなるのは必然だから、やはりチェック機構が必要になるんだな。
あるいは、官僚も矢面に立つ制度を作るとか。
ちょうど「脱・官僚」を掲げる民主が政権を取った時期にこの本を読めて良かったな。
タイムリー?
-
官僚は社会秩序の維持を目的に方針なしの現状維持を保っているというような話です。
考えさせられました。 -
自分をつくるための読書術『世間』を生きぬくためのブックリスト
篠原勝の作品
本棚登録 :
感想 :
