koochannさんの感想
2013年8月25日
毎日新聞の政治評論家が書いた政界の裏幕。村山富市元首相、河野洋平外相、野中広務自民党幹事長、金丸信氏、梶山静六氏などへの愛情に富んだ暖かい目で見守る姿勢と、その中に希望を込めた少し辛口の批判がほのぼのとして読めました。村山首相が辞意を秘かに語ったことを記者に喋ってしまった森幹事長のことを野中氏が「発言が軽い。政治家としての見識を疑う」と語った話しには思わずニヤリできます。
1935年、旧満州大連生まれ。1947年、山口県防府市に引き揚げ、中学、高校を卒業。1958年、京都大学法学部を卒業。毎日新聞社に入社。政治部副部長、サンデー毎日編集長、編集委員室長、編集局次長、編集局顧問、特別顧問などを経て、2007年3月に退社。現在、政治ジャーナリスト。TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」の出演、そのほか、新聞、雑誌の執筆、講演などで活躍。 「2013年 『敗戦 満州追想』 で使われていた紹介文から引用しています。」