失われた未来

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 44
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620314501

作品紹介・あらすじ

科学と民主主義による輝かしい未来はどこへ行ったのか?おもちゃ、メカ、マンガ…1950〜70年代に巷にあふれたモノたちは、銀色に輝く未来の理想郷を夢見ていた。科学万能主義の衰退とともに消え去ったその幻影を「失われた未来」をキーワードに追体験し、あり得た未来と現実のギャップを語る、俊英の文明論的エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 出版からもう15年たってるんで、この記述そのものがもう古くなってしまっているところもあるし、「~だろうか」「~かもしれない」と、かなり慎重に、けっこう当たり障りないことを書いているので、なんか著者らしくないなあと感じるところが多い。まあ企画自体はとても興味深く、面白い。

    そうそう、面白いなあと思ったのは、釣りはまずバーチャルで練習して、そのあとリアルのものに挑むという過去の予想に対し、「現代はバーチャルなものだけで満足する時代になった」という解説。なるほど、確かに。
    バーチャルって、リアルなものの代用品としてではなく、リアルを超える魅力を持ったものとして展開していくのが必然なのかもしれないなあ。

  • 226

  • 卒論で使用した本。
    過去に描いていた未来は、失われて二度と夢見ることはできない。
    そんな、昔流行った懐かしいものとかを解説している本。
    読んでいるととっても切ない。
    「私たちは、輝ける未来を信じていた」

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を超える。現在はYouTuberとして活動し、チャンネル登録者数は90万人を超える。

「2023年 『誰も知らないジブリアニメの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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