バカは死んでもバカなのだ

  • 毎日新聞社 (2001年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784620315331

感想・レビュー・書評

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  •  若松孝二がすごく下手に出ているし、唐十郎までもがへりくだっており、当時いかに赤塚不二夫がお世話をしたのか伺える。逆に森田芳光のことをすごく持ち上げていて、それに対して森田芳光の対応が素っ気ない。『止められるか、俺たちを』の冒頭で赤塚不二夫が出ていて本とのシンクロに驚いた。

     元アシスタントの漫画家たちがとてもワイワイしていて、楽しそうだ。風通しがさぞよかったのだろうし、そのお陰で弟子たちが立派に巣立っていたのだろう。その場にいてみたかったけど、アル中になっていたかもしれない。

  • バカは死ななきゃ直らないと言いますが、これって救いがないですよね?
    バカは死んでもどうせバカなのだから、バカでいいじゃない、って方がいいです。
    赤塚不二夫は理屈っぽいのは嫌いのようです。もっと素直に感じるままに。です。
    エッチしたくなったらやろうよ。と言い、面倒臭くなれば寝てしまう。
    とてもシャイで酒飲まないと人と喋れないって…。気ぃ使いなんですね。
    赤塚不二夫って人は人間が好きなんです。
    そして人からも好かれた…。
    そんな赤塚不二夫の魅力が十二分に感じられる対談集です。
    赤塚不二夫の生き様です。

    生前葬と称して赤塚不二夫が友人・知人27人を弔問客として呼んだ対談集です。
    終始酒飲んでて、ぐふふっとかイビキとか沈黙とか全部そのまま文字に起していますので、赤塚不二夫と対談者との会話、呼吸、間が実によくわかります。
    2000年1月~7月までサンデー毎日に連載された企画。

    赤塚不二夫のようになれたらいいなと思いました。
    成功したら「これでいいのだ」。失敗しても「うん、これでいいのだ」。

  • 赤塚不二夫といろんなひととの対談集。
    とてもヘビーな内容で、面白かった。
    黒柳徹子との対談前は、いつもアルコールを抜いてくるという。
    ゴールデン街での話は、生きるバカボンパパのような状態。
    タモリが、あの伝説の弔辞を読んだ理由に合点がいく。

  • ▼ギャグまんが王:赤塚不二夫氏が各界の著名人と対談をしています
    http://life--design.com/blog/2010/01/post-485.html

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著者プロフィール

1935年9月14日、旧満州国(現・中国東北部)に生まれる。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、マンガ家を志す。1956年、貸本向け単行本『嵐をこえて』でマンガ家デビュー。多くのマンガ家たちを輩出した伝説の「トキワ荘」に入居し、1958年、『ナマちゃん』で念願の少年誌初連載を獲得。1962年、『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。後に『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など、数々のヒット作を生み出し、"ギャグマンガの王様”と評され、その影響力は今日も続いている。1998年、紫綬褒章を受章。2002年、脳内出血で倒れ、以後闘病生活に。2008年8月2日、逝去。享年72。

「2025年 『シェー!!の自叙伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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