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Amazon.co.jp ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784620315867
感想・レビュー・書評
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筆者が行く先々で見かけた猫の日常の一コマから、猫のお茶会を想像していく(登場するのは猫ばかりではないんだけど)。それぞれの場面に写真が2枚程度ずつあって、それに筆者が想像した猫のお茶会の様子を描いた文章が添えられているんだけど、この景色からここまでの想像ができるというのはすごいなぁと感心します。
トマソンで赤瀬川氏の存在を知って、彼の本をいろいろ読んだけれど、とにかく彼の妄想力はすごい。日常のちょっとしたできごとや、道ばたで見かけたちょっとしたものごとからここまで想像をふくらませることができたら、きっと人生かなり楽しめるんじゃないかな。それこそ脳内リゾート開発って感じで。
「お茶会を休む日」が一番のおすすめ。確かに、そんな話をしているように見えてきます。猫もいろいろあるのかもしれないなぁ、とかちょっと思っちゃう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ようこそいらっしゃいました」「けっこうなお点前で」「何かあったの?」「何もないわよ」……おや?こんなところに文明が……。赤瀬川原平の眼がとらえた猫たちの作法。
装幀・本文レイアウト / 田淵 裕一
カバー・本文イラスト・写真 / 赤瀬川 原平
初出 / 『毎日グラフ・アミューズ』連載「脳内リゾート開発事業団」(1994年7月~1997年4月)を改題・加筆訂正 -
写真雑誌の連載をまとめた本。写真とイラストと、写真から紡ぎ出された赤瀬川原平のエッセイと。
タイトルは猫の文明だけれど、何故猫の茶会にしなかったのだろう。
猫と猫と猫と少し犬と。
2002年刊行。車のナンバーがクッキリ写る写真があり、本文にもナンバーが書いてある。今ならちょっとありえない。わずか10年で世の中は変わってしまった。 -
「猫のお茶会」の本だというのに、なにげに犬が多い…そういうゆるさも含めていいかんじ。むちゃくちゃになった襖の写真をにや〜っと笑いながらしばらくじっと見た。
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「トマソン」視点で語られるぬこのしぐさ。すべての所作を「茶会」にたとえるなら『猫の茶道』にすればよいのだ。途中からネタ切れ気味。
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