稲生モノノケ大全 陰之巻

制作 : 東 雅夫 
  • 毎日新聞出版
3.86
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本棚登録 : 43
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (765ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620316499

作品紹介・あらすじ

平田篤胤、泉鏡花、折口信夫、稲垣足穂、京極夏彦…古今の文人たちを熱狂させた怪奇事件の全貌と、そこに跳梁跋扈するモノノケに霊感を得て生まれた小説・戯曲・講談・随筆・漫画・絵巻等を集大成する史上空前の「稲生物怪録」アンソロジー、出現。

感想・レビュー・書評

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  • 声に出して読みたい泉鏡花。
    (ふりがなが振ってあるので)

  • 「武太夫槌を得る(京極夏彦)」 「平田本稲生物怪録(須永朝彦)」 「鞍馬天狗(別役実)」 「稲生武太夫(神田伯竜(6代目))」 「平太郎化物日記(巌谷小波)」 「草迷宮(泉鏡花)」 「稲生物怪録(折口信夫)」 「魔王物語(田中貢太郎)」 「懐しの七月(稲垣足穂)」 「百鬼夜行(柄沢斉)」 「八百八だぬき(杉浦茂)」 「芸州引馬山妖怪の事(根岸鎮衛)」 「想山著聞奇集(抄)(三好想山)」 「近世風聞・耳の垢(抄)(進藤寿伯)」 「蕪斎筆記(抄)(小川白山)」 「妖怪学講義(抄)(井上円了)」 「異境備忘録(抄)(宮地水位)」 「平田国学の伝統(抄)(折口信夫)」 「お化から授った木槌の不思議(都築要)」 「稲生武太夫(平太郎)(及川大渓)」 「大都市のポルターガイスト(宮田登)」 「稲生怪談の成立と百物語(卯山与史武)」 「稲生物怪録(柏正甫)」 「三次実録物語(稲生平太郎)」

  • ぶ、ぶ厚い。これはとても3週間で読み切ることは無理だろう。今回はとりあえず各章より興味のあるものをピックアップして読んでみる。そのうえでなおも読む必要があるならば、再読すれば良いだろう。
    (「草迷宮」は未読。資料編は原典及び原典の紹介部分以外を抄読。→ほぼ読破。)

    稲生モノノケのキーワードで「海辺のカフカ」は理解できる?!→異界の存在と接触した少年、貴種流離タン(源義経)、三島由紀夫「小説とは何か」(1972)

    (現代語訳)
    京極夏彦 武太夫槌を得る―三次実録物語
    須永朝彦 平田本 稲生物怪録
    別役 実  鞍馬天狗
    (講談)
    神田伯龍 稲生武太夫
    (小説/戯曲/紀行)
    巌谷小波 平太郎化物日記
    折口信夫 稲生物怪録
    田中貢太郎 魔王物語
    稲垣足穂 懐しの七月
            ―余は山ン本五郎佐衛門と名乗る

  • 2488

  • ずっと気になっていた稲生モノノケ録がまとめて読めて嬉しい。京極夏彦が現代語訳をしている「武太夫槌を得る」がとても面白かった。化け物が毎夜毎夜表れるのに、主人公の平太郎が飄々として動じないのがいい。

    分厚いのでまだ全部読めていない…。

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