砂漠の戦場にもバラは咲く イラク戦争従軍取材記

姜仁仙 毎日新聞外信部

• 毎日新聞社 (2003年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[佐保さんの感想 · 2022年3月16日]

　このところ毎日、ウクライナ情勢をニュースで見るので、戦争の話への関心が高まって手に取った。
　韓国の記者によるイラク戦争従軍取材記だが、「私は」が主語なので読みやすかった。
　また、私と同じ女性だったので共感できる部分もあった。「子供までいる女がなぜ」、「数多くの男性記者を差し置いて、なんで女性記者が」と言われたということ。でも、「女だからできない。母親だからできない。こんなふうに、どんな理由であれ、できないと思えば、どんなこともできなくなる」。この部分は非常に勇気をもらえる。
　戦場が自分と向き合う戦い、とは本当にそうだろうなと思う。人は何のために戦争をするのか、まったく理解できないけれど、いまのところ平和な日本で、平和が訪れることを願う。

[midnightwakeupperさんの感想 · 2020年1月2日]

３週間で13人の

[akikazu1123さんの感想 · 2013年1月5日]

この本は少しコメディーチックな要素も含まれていて読みやすい。何より従軍記者として戦争を間近で取材行い、戦争は人間対人間であり戦争を行っている人間の様をよく描き、戦争の本質を教えて頂いた気がした。

[doragon1968さんの感想 · 2012年7月29日]

韓国人女性記者が米軍のイラク戦に同行した際のルポ。
緊張の中でも歯は磨くし、トランプもする。
先に除隊となる兵士の嬉し顔。道に迷ってパニックになる兵士。
狂気とのどかな日常が織り交ざった不思議な空間。