クラブカルチャー!

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620317298

作品紹介・あらすじ

踊る私の身体。自由なる孤独。未来なんて考えずに今この一瞬を全身で感じる。ダンスフロア。見知らぬ者たちがクールに出会う。夜の都会はなぜクラブを必要とするのか?「クラブという生き方」を探る、快楽のための現代文化論。

感想・レビュー・書評

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  • ニューヨークでクラブ体験に目覚めた著者による、クラブカルチャーをまとめた本。ディスコからクラブへの変遷、イビサや東アジアのクラブのフィールドワーク、レイハラカミ、菊地成孔、宇川直弘へのインタビュー、サーフィンや映画にみるクラブ的感覚など、さまざまな角度からクラブカルチャーにアプローチする。

    あたりまえなことではあるが、大音響のなかで無心になって踊るクラブとは、あくまでも身体的な体験をする場所であることがわかる。クラブ未経験者や初心者にとって入門的な一冊。

    ダンスミュージックにおけるリズムの違いや、日本のディスコの歴史、パラパラブームの背景などがとくに興味深かった。

  • もはや歴史の教科書

  • 独自の扇子で切っててとても面白い

  • 文章化されたクラブカルチャーもおもしろし

  • クリスマスプレゼントっ♪♪♪♪

    本当にありがとうっ!!!!

  • 卒論ね

  • 2005年にプロデュースした、Jシンガー「一十三十一」さんの「キラメキMovin'on」という曲を気に入っていただいているということで・・・。先日、友人の紹介で、湯山玲子さんにお会いしました。
    表参道のオーガニックレストランで、なんやかやといろいろなお話。。。親友がIBIZAへ旅行に出向くきっかけとなったという伝説のクラブ雑誌「LOVE PA!!」元編集長の湯山さん。全くブレの無い姿勢で、彼女の醸し出すおおらかな空気に身を委ねて・・・まるですべて見透かされているような感覚。。。
    その日わざわざ会社のスタッフの方に持ってきていただいた、

    湯山さん著「クラブカルチャー!」。


    その内容たるや、まさに湯山さんそのもの。ギャル的な極自由な隠喩(情報のサンプリング)や、それでいて緻密な文章構成とにするするスルスルと・・・・・それこそベテランDJのプレイに身体が無条件反応ダンスし始めるように引き込まれ。。。
    まだ途中ですがとても濃密∴脳蜜というか、今の自分にちょうどいい感じ。とてもお世話にっています湯山さんありがとうございました。

  • 湯山さんの「クラブカルチャー!」読了。
    彼女自身のダンスカ&クラブカルチャーとの出会いがストレートに書かれていて非常に好ましく読めました。クラブのフロアーで音に心と体を委ねることでしか開かれない体験の強度の世界。21世紀感覚のイニシエーションとしてのクラブ体験と言う捉え方に共感しました。
    世界中を旅して得た、彼女しか持っていない情報が素晴らしくて、日本初の情報も満載。
    イビザに関しては最も詳しい本になっていると思います。

    いやー面白かった。

  • 世界各地のクラブで遊んだ体験を横軸、クラブの幸福さを縦軸に印象論を語る。クラブでのダンスを無記名な個人的ハッピーさと捉える分析は違和感あるが、クラブへ言ったこと無いぼくが評価は不能。レイハラカミ、菊地成孔、宇川直弘へのインタビューで各一章を費やす。分析や音楽への言及は少なめ、見ず知らずの人たちがクラブの場ですれ違うさまを思い入れたっぷりに語った。遊び歩いた楽しさを並列に書き綴ったとも読める。あちこち、そして過去のパーティへの追憶として読むべきか。

  • 「クラブカルチャー」じゃなくて「クラブカルチャー!」です

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。著述家。出版、広告の分野でディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場や連載多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を広くそしてディープに横断する独特の視点には、ファンが多い。
クラシックを爆音で聴く「爆クラ」等のイベント、自らが寿司を握る美人寿司などの活動も続行中。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)など。メールマガジンも刊行(http://magazine.livedoor.com/magazine/37)。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

湯山玲子の作品

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