14歳の君へ―どう考えどう生きるか

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 870
レビュー : 106
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620317885

作品紹介・あらすじ

これから君は、幸福な人生を生きなくちゃならない。どんなに不幸な時代であっても、幸福な人が不幸になることだけは決してないと、約束するよ。『14歳からの哲学』の著者が贈る人生の教科書。

感想・レビュー・書評

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  •  問いはシンプルだが、日常をありのまま疑わずに生きている我々に考えることの本質を問いかけてくる。池田晶子さんですので、少年、少女に問いかけるのだが、語り口はいつものようにスパッと鋭い。幾度も自分の頭でなぜ、なぜと物事の本質を見極めろと問いかけています。
     哲学者の難しく、苦行のような文章も、本書の軽妙な問いかけも本質を追いかける姿勢は同じ。

  • 「哲学」を勉強しことがないので、この本が哲学的なのかどうかはよくわからないけれど、何が大切かを考えさせられる良いきっかけにはなった。何が良くて何が悪いのか。なぜ良いのか、なぜ悪いのか。それをどれだけ”自分で”考えることができるか、ということなんだと思う。

  • 哲学者・池田晶子氏の著書
    以前、池田さんの「14歳シリーズ」を読ませて頂きました
    その時も今回もやっぱり難しかった
    私の理解力の問題だな・・・

    自分が14歳の頃、こういう問いを投げかけられて、ちゃんと答えられるだろうか?
    いや、意外に真剣に考え答えるのかも知れない
    当時は何だか小難しいことを真剣に考えていた気がする
    「好きってどういうこと?」とか、今考えるとアホらしいことを延々と学校の帰り道
    友達と話しこみながら帰ってきた

    この本は2006年に書かれています
    池田さんが亡くなったのは翌年です、きっとご自分の命と向き合いながら
    読書にあてて書かれたものなのでしょう
    そう思うと「人生」の章は胸に迫るものがあります

    ・人間は、必ず死ぬ。年をとってから死ぬんじゃない。生きている限り、すべての人は必ず死ぬのだから
     それは明日かも知れないし、今夜かも知れない。中略
     生きている君は、絶対に死ぬ。この事実をしっかり受け止めることこそが、しっかりと生きてゆくことを
     可能にするんだ。(p181)

    「友愛」から始まって、「人生」の章が一番最後の章となっています
    きっと池田さんが一番伝えたかったことが「人生」の章に詰まっているのかなと私は感じました

    哲学は難しい、難しいから何度も読んで、何度も考えて、自分なりの答えを見つけていくものなのかも・・・
    私もこの本をしばらくしてからまた読み返してみたいと思います
     

  • 14歳になった誕生日に頂いた本。
    著者の推論が押し付けがましく、当時イライラしながら最後まで読んだ記憶がある。
    22歳になり久しぶりにこの本を開いたら、至る所に付箋が貼ってあった。
    イライラしながら最後まで読めた理由は、著者の考えで気に入らない所に付箋を貼って対抗意見を書いていたからだったようだ。
    大人になったいま読み直しても、"私は君の考えを理解している"といった風な著者の高圧的な物書きは好きになれない。心からオススメしない。

  • いつもの、書店ブラリで見つけた本です。
    何の予備知識もなく、書店で見つけて購入。
    13歳の娘に読ませるつもりで買いましたが、自分が読んでも面白いと感じました。
     
    14歳の時に、素直にこの本が読める子供がどのくらいいるんだろう?
     
    と思いはしますが、パラパラとめくってくれるだけでもいいかな。

  • 多少煽っている部分や論理の飛躍もあり、部分的に賛否はある。「子供に読ませたい!」と安易に思っている大人は、まずは自分でこの本を懐疑的に読んで、自分の頭で考える事から始めたほうがよいのかと。池田晶子は初めて読んだが、思った以上に過激で驚いた。言い方を替えれば中二病には突き刺さる内容となっており、迷える14歳には刺激が大きいのでは。印象的な箇所は「歴史」と「人生」の記述。特に「人生」は著者が死を覚悟して書いたのかと思うと、かなり重たいものを感じる。

  • 中学生の息子に!っと思って買ったら、自分がたくさんうろこを落とされた。発動する感情の本質的な理を、やさしい語り口調で表現されている。この本で初めて池田昌子さんの名前を知ったのだが、哲学書なのだけれども、やたら体に入りやすい独特なセンスを持った方なのだなと。

  • 考える力を押し付けてくる本
    良い意味で!

  • これも、読んだのは高校生のとき。答え合わせする気分だった。

    読んでいる最中に、ああ、面白いなと思ったのは、
    ちらちらと著者の主観、もしくは主張がうかがえるところ。
    純粋な問題提起と論理思考の指南だけではないところ。
    こういう事柄について深く考えたオトナの意見は滅多に聞けないから、
    そういった意味で面白かった。

    けれど、まだ自分の意見をはっきりと持たない14歳が、著者の考えを
    鵜呑みにしてしまう危険性も感じた。

  • 哲学のやさしい本なのだが、非常に解釈が難しい。

    答えのない問いに、著者なりに14歳相当の読者向けの答えをつけて人生のさまざまな事柄を解釈しようと試みているのであるが・・・。

    やはり哲学者。答えが哲学的になっていて、読んでいて思考が無限ループしてしまう部分もちらほら。それとも、僕の頭が固くなってしまっただけなのだろうか??

    娘たちが中学生になったとき、読ませられる本かどうか、という視点で読んでいたのだが、どうなのか、ちょっと自分でも結論が出せずにいる。

    ただ、同著者の『14歳からの哲学』に比べればかなり読みやすく、具体的なので、お薦めしやすい本ではあると思う。

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著者プロフィール

池田晶子(いけだ・あきこ)
1960年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。文筆家。
専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、生死の大切さを語り続けた。2007年2月23日、没。
著書に、『14歳からの哲学―考えるための教科書』『14歳の君へ どう考えどう生きるか』『新・考えるヒント』『41歳からの哲学』『暮らしの哲学』『人生は愉快だ』『魂とは何か さて死んだのは誰なのか』『私とは何か さて死んだのは誰なのか』『死とは何か さて死んだのは誰なのか』『無敵のソクラテス』『幸福に死ぬための哲学ー池田晶子の言葉』など多数。

「2017年 『絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田晶子の作品

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