やまだ眼

  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 348
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620317946

感想・レビュー・書評

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  • いつまでも人の眼を観続けていると、
    なんとなく気まずくなって、ふっと時々そらしたりしながら
    話を続けたりなんかする。

    お笑いコンビ『いつもここから』の山田さんが見る、
    日常生活のなかで起こる小さな気付き、あれこれは、
    ずっと見続けたりはしない、そんな『人の眼』の様だな、と感じた。

    そういえば、
    海やプールで遊ぶ、と言ってもどうやって遊んだらいいかわからない。

    そういえば、
    『噴きかけるだけで汚れ一発解消』
    という洗剤を使ってみて
    いまいち綺麗にならなくても
    (うそじゃねえか!)というより
    (やっぱりな)と、思ってしまう。

    う~ん・・・、思ってしまうんだ。
    見てはいるけど、
    そうは思うけど
    いつもなんとなく、さっ、と逸らしてしまっていた憂い、
    のごとき小さな思い。

    そんな思いの救いの主、山田さん。
    ささいな事だし、
    新しい情報でも発見でも何でも無いが、
    私はとても面白かった。

    佐藤雅彦さんによる、
    丁寧な解説も必読。

  • 笑える、のではなく、なんだか味わい深い一言集。一つ一つをテーマに、短編小説が書けそう。

  • せきしろ×又吉と つい比べてしまった。
    そうすると圧倒的に負けてる。
    新聞で毎日1個ずつ読んだらそこそこ面白いかなー。

  • 世の中の隙間に眼をつけて、本にまでしてしまった事実に、思わずくすっとしてしまう。

  • 面白かったです。

    でも、新品じゃなくて古本でも良かったかなって...

  • 山田さんの言葉よりも真面目な佐藤さんの解説が面白かった。

  • 真実は日常に紛れてる・・確かに。

  • 佐藤雅彦さんは、ほんと、天才☆

  • 最近佐藤作品から離れていたのだけれど、たまたま本屋で立ち読みしたら、いい!即買いしてしまった…。自分に返ってくる本。自分に「イタタ…」と確実にはね返ってきて、考えさせられる本です。佐藤さんのコメントが以前と比べて直球になってきたところも気になる。普段社会や企業とのやりとりで「うんざりだ!」と思うことも多いのでしょう、きっと。でも『バレンタインの正義』の話はちょっと違うんじゃないかなと思った。おすすめです〜

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    ▼内容<言い方

    『“丁寧で謙虚な口調だけど、すごくずうずうしい事言ってる人にたまに会う。”〈解説〉話す内容と、その時の口調は、普通自然と合うものある。例えば、苦情を言う時は責め口調、愛の告白は甘い口調。もしそれが食い違うとどうなるか。「電車が遅れてどうしてくれるの」と甘く駅員に言ったり、目尻を上げて「お前のことが好きになったじゃないか!」と告白、等々。ここで面白いのは人は内容より口調を優先してまず判断するということである。自分という人間の生存に関わることとして、とにかく相手が敵か味方かお判断する必要から、人はまず調子(トーン)の把握を優先的に行い、時間的にも、内容的にも、言葉の理解が後に続くと僕は推測している。謙虚な口調だとそれだけでまず受け入れるモードになり…』(佐藤雅彦×山田一成:著 / やまだ眼 / P86)

    「あんたの部屋臭うよ〜」とファブリーズは脅し、「子どもの不潔は危険よ〜」とビオレママも脅し、「キャミの時ワキ臭うよ〜」と8×4で脅し、商品を広告する。しかし、ユーモアで、可愛く癒し系で、さわやかな調子でそれぞれみせることで、調子(トーン)が優先され脅されてる感覚がなくなる。そう思うと「脅し広告」って多いよなー、改めて思う。「脅し広告」を否定してるってわけではなく、今更ながら、広告の『ベタ☆テクニック』になるほどーと思ったのであります。私も普段の口調や言い方、気をつけよう……

  • 毎日新聞読んでないからなぁ、おまけに夕刊だもんなー。

    というわけで数年前くらいに連載されていたコーナーを掲載・未掲載織り交ぜて単行本にしたもの。

    「いつもここから」の山田さんが日頃感じている「事実」をそのまま載せたもの。
    佐藤さんの解説も納得です。

    ネタとして「悲しいとき」や「どけどけ」や「かわいいねー」は見ていたけど、こうして山田さんの目線がまとまってみると趣があっていいですね。
    こういう観察眼のしっかりした人好きなんですよ。

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著者プロフィール

1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。慶應義塾大学教授を経て、現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。主な著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(竹中平蔵氏との共著・日本経済新聞社)、『新しい分かり方』(中央公論新社)、『考えの整頓』(暮しの手帖社)、『差分』(美術出版社)、『毎月新聞』(中公文庫)ほか多数。また、ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけている、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『‪0655/2355』『考えるカラス』など、分野を越えた独自の活動を続けている。2011年に芸術選奨受賞、2013年に紫綬褒章受章、2014年にカンヌ国際映画祭短編部門招待上映。‬‬‬

「2017年 『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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