生きていてもいいかしら日記

著者 :
  • 毎日新聞社
3.68
  • (24)
  • (33)
  • (40)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 193
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620318554

作品紹介・あらすじ

『サンデー毎日』で大人気の連載エッセー!40代、独身、親と同居。好きなもの、昼酒。「いいとこなし」のキミコが送る、超地味なのに、なぜか笑える日常。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フォローしている方のレビューで北大路さんのお名前を知り、面白そうだったので図書館にあったこちらのエッセイを借りてきて読んでみました。

    結果は...金塊をみつけましたよ!

    ‘ダメな私のダメな日常’系エッセイで一番好きかも。
    ううん、穂村弘さんと同じくらいかな。

    著者の北大路公子さんは独身、アラフォーの中年女、実家暮らしのフリーライター。昼酒を嗜み、妹さんが近所の人に「お宅のお姉さん、なんなの?」と聞かれてしまうような生活を送っている。苦手なものはキティ。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」

    そんな公子さんの酒と妄想のダメダメな日々を書いているのだが、まず文章と語り口の上手さに参った。
    内容はくだらないのにぐいぐい読ませてくれる。

    「あるある」ネタからの妄想の広がりも面白かった。

    肩の力を抜いて気楽に楽しみたい人にオススメ。

  • 安定の面白さ。後に何も残らない。
    あとがきの
    『自分は「この人はいついかなる
    ときもバカバカしいことを書いて
    いる」と思われたいと思ってます。』
    が心にしみる。

  • 危険図書認定!
    電車、またはバスの中など、周りに人がいるところで読むのは大変危険です。
    内容は、飲んだくれた日々のお話や妄想なので、まったくためにはならないけれど、元気にはなると思います。
    ツボに入ると笑いはがまんできません。
    確実に周りから変な人とおもわれるでしょう。
    後半はちょっとダレてきたかな~。

  • たまりません。キミコさん、ありがとう! と言いたいです。はい。
    なんでしょね。この得体の知れない気力、というか元気の種というか。
    「生きていてもいいかしら」と問うているキミコさんに、「あなたも生きていていいんだよ」という太鼓判を押されたような。
    日常のルーチンワークに忙殺される毎日のなかで、普段気にも留めないようなあれこれにいちいちうなずきながら生きていくのもいいもんだ。
    「キミコ的日常生き方指南」 として疲れた顔をしている友達にどんどん勧めていこう。

  • 1963年札幌生まれ、現在も札幌在住、北大路公子さんの「生きていてもいいかしら日記」(2008.1)を読みました。読み友さんの情報から。初読み作家です。とても面白かったです。すぐにファンになりました(^-^) この作品を出された時は44~5歳、今年54歳、自称「いい年、独身、正直者」とのことです。好きなものは昼酒で、なぜか苦手なものはキティとかw。昔、友達から「生返事八段、上の空五段」の段位を授かったとか。また、身長も体重も体型もほとんど同じ妹は体脂肪率25%で、本人は40%超だそうです。(ほんとかなw)

  • 凄くおもしろかった。
    バカっぽくみせてギャップがあったりして私からみてキラキラしている。

  • キミコさんのエッセイ本は、どれから読んでも大体内容が一緒ですね(笑)。お酒と体脂肪と家族と友人のこと。あとたまに創作話みたいなの。

    だらしない生活ぶりだけど、なぜか周りから嫌われていなさそう(呆れられてはいるけれど)なのがすごい。なんだかんだで憎めない呑んだくれなんでしょうね(笑)。

  • 面白かったよ。はやく佐藤浩市がとなりに越してくればいいなと思います。

  • 前読んだ「頭の中が…」よりは破壊力少なめかな。「ある晴れた日に」「小人さんの贈り物」がサイコー♪
    「皺だらけの神様」「姉の正体教えましょう」の文章力にはゾクゾクしました。

  • 文庫版が出たので、再読。
    やっぱり面白い!もっと書いて欲しい物書きさん。2013/8/17

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴――ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん――続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記――恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北大路公子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×