戦争と民衆 イラクで何が起きたのか

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  • 毎日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620318646

作品紹介・あらすじ

フセイン独裁政権、米軍侵攻、そして戦後の混乱へ。グローバルな視点からではわからない、逆境を生きる人々の生身の声から探る"イラク"の実像密着ルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • アラビアンナイトの時代から幾多の戦乱を経験してきたイラクの人々の生活力は旺盛だ。
    ヨルダンは部族社会。
    イランはペルシャ人連帯国家だがイラク内のクルド人を軍事支援をするなどイラクを揺さぶるカードとしてクルド人問題を利用してきた。
    1980年にイランイラク戦争が始まるとフセイン政権は国内クルド人がアラブ人へ攻撃することを警戒した。
    フセインはクルドを攻撃することはいらんを攻撃することと同じ意味を持っていた。
    フセインの死後も混乱は続いている。
    アメリカの非人道的な拷問、イラク人への侮辱がアラブ社会に怒りを与えた。

  • イラク戦争の結果とその後を現地のジャーナリストの視点から描いた作品。
    なのだが「カブールノート」と比べれば内容は劣る。

    こちらは基本あったことを忠実に描いているのに比べ
    カブールは筆者の懸念・無力感・その地に生きる人々の生活・考えなど臨場感あふれる内容だった。

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著者プロフィール

1964年滋賀県生まれ。88年毎日新聞社入社。カイロ、ニューヨーク両支局長、欧州総局(ロンドン)長、外信部長、編集編成局次長を経て論説委員。2014年、日本人として初めて英国外国特派員協会賞受賞。『柔の恩人 「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』(小学館)で第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞。著書に『十六歳のモーツァルト 天才作曲家・加藤旭が遺したもの』(KADOKAWA)『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』(講談社)など。

「2023年 『中世ラテン語の辞書を編む 100年かけてやる仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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