国際政治のゼロ年代

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620320175

作品紹介・あらすじ

ゼロ年代は、世界の"今"そのものである。9・11以後の世界を、各国の内側から捉え続けた外信記者の記録。中東、ヨーロッパをはじめ、様々な国とその国民性を理解する著者の記録は、各国の今の姿、日本の今の姿を浮き彫りにしていく。イラク戦争、ブッシュからオバマへの米大統領交代、アジア地域の経済躍進。大事象の背景と影響が、各国関係という細かい「線」となって浮き上がる。捉えるべき"今"を記した10年の事象と視点の集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 欧州における冷戦終結プロセスで天安門事件は重要な触媒を果たしている。
    アジアの経済活況は地域の安定が保たれている限りにおいて保証される。今でもアメリカによってアジア地域の安定が保たれている構造は変わらない。欧州のように国家間の紛争要因が基本的になくなり、平和地域になったのとは異なる。また域内の国々の錯綜する利害を管理、調整するシステムもアジアの脆弱性。

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著者プロフィール

毎日新聞社客員編集委員。長崎県出身。1971年毎日新聞社入社。テヘラン、パリ、ローマの各特派員、外信部長を経て専門編集委員。2020年4月までの18年間、国際政治・外交・文化についてのコラムを毎週朝刊に執筆。2014年から現職。公益財団法人日本交通文化協会常任理事。著書に『エリゼ宮の食卓』(新潮社、1997 年度サントリー学芸賞)、『ワインと外交』(新潮社)、『国際政治のゼロ年代』(毎日新聞社)、『知られざる皇室外交』(角川新書)など。近著に『皇室はなぜ世界で尊敬されるのか』(新潮新書)。共訳に『超大国アメリカの文化力』(岩波書店)。仏国家功労勲章シュヴァリエ。

「2021年 『教養として学んでおきたい日本の皇室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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