ネオカル日和

  • 毎日新聞社 (2011年11月28日発売)
3.34
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784620320861

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

作品は、著者の愛する文化や人々への敬意が溢れるエッセイ集であり、特に藤子・F・不二雄への崇拝が印象的です。読者は、著者が自身の体験を通じて、懐かしい思い出や感情を呼び起こされ、心温まる瞬間を共有します...

感想・レビュー・書評

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  • 僕は普段エッセイを好んで読むタイプではないけれど、
    巷で流行りの新しいカルチャーを
    辻村さん自らが取材してルポを書くということでこの本に興味が湧き、今回手に取りました。
    (サブカル大好きなので)

    藤子プロに訪問し、衰えぬアニメ「ドラえもん」人気の秘密を探ったり、
    日本伝統芸能の一つである「能」の魅力を取材するために
    シテ方観世流の観世氏に会いに行ったり、 
    マカロンやケーキをモチーフにしたアクセサリーブランド「Q-pot.」の取材をしたり、

    ある時は、「普通のご飯」ブームの火付け役、フードスタイリストの飯島奈美さんに家族の食卓の大切さを学んだり、
    (僕も飯島さんのファンなのでコレは羨ましかった!)
    また、ある時はテレビ版男子会と言える深夜のバラエティー番組「アメトーク!」の秘密に迫るべくテレビ朝日の加地倫三プロデューサーを訪ねたり、
    辻村さんが好きなものを自由に取材してよいという企画らしく、
    彼女の興味グラフが手にとるように分かって面白かったです。

    他にも彼女のパーソナルな魅力が浮き彫りになる
    好きなミステリ映画や好きな児童文学の話、
    廃人寸前になった辻村さんを救ったある曲の話、

    「自分のために書いてもらった」「私のことが書いてある!」と幸福な勘違いをしてしまうほど切実にハマったいくつかの本の話、
    (コレは共感したなぁ~)

    毎年家族で映画「ドラえもん」を観た後に食べた
    甘いバターのかかったホットケーキと
    いつも一緒に観に行ったドラえもん繋がりの友達との思い出や、

    世界で一番好きなラブストーリーだと語る藤子漫画「パーマン」に隠された秘話、
    どら焼きを食べながらの大山のぶ代さんとのドラえもん対談の様子、

    僕も親戚になりたいと悔しく思った(笑)
    辻村さんのお婆ちゃんが作ってくれた味噌むすびの話、
    あと、映画のチラシ収集にハマった話や
    本やCDについている帯を捨ててしまう人を見ると「なんと豪気な!」と驚いてしまうエピソードにも激しく共感同感でした(笑)
    (僕も辻村さんと同じく帯やシールまで含めてその作品の完成形やと思ってるので、ここは譲れないなぁ笑)

    それにしてもエッセイって
    作者本人の「素」をさらけ出すだけに
    苦手にしてる作家も多いって聞くし
    書く側もコワいやろなぁ~って思います。

    どんなけ小説が良くてもその作家の人間性が好きになれなければ
    次に読もうとは思わなくなるし(笑)、
    そのエッセイを面白いと感じたら その作家は自分にとっての生涯お気に入りになるし、
    エッセイがイマイチやと小説も次から読む気なくしたりして(笑)

    自分の『好き』が本気かどうかを計る 「踏み絵」的なものが
    僕にとってのエッセイなのです。

    そういう意味で言えばこのエッセイは、
    テレビで拝見する辻村さんとは違う意外な一面が知れて
    個人的には面白かったし、
    また彼女の作品を追っかけていこうと
    あらためて思いました。

    そしてそして実はエッセイだけではなく、
    同時収録されたショートショートと短編小説が
    最大のオススメです!

    人気のたい焼き屋が少女にタダで食べさせてくれるたい焼きの謎と
    幼き恋の行方に胸が締め付けられた
    短編「さくら日和」と、

    人間の悲しみを肉球で吸い込み和らげる力のある、
    黒猫ミャウダさんと一人の少女との不思議な絆を描いた「七胴落とし」が本当に良かったし、
    個人的にはこの二作が
    今作の一番の収穫でした♪

    あっ、エッセイに出てくるモチーフを描いた
    絵本作家・工藤ノリコさんによる表紙のイラストも
    一つ一つじーっと眺めてしまうくらいキュート過ぎます!(笑)
    (辻村さんの似顔絵がまたソックリで笑えるしぃ~!)

    • 円軌道の外さん

      kwosaさん、またまたコメントありがとうございます!

      おおーっ!そこに気付くとは
      さすがっスね~(笑)

      この『七胴落とし...

      kwosaさん、またまたコメントありがとうございます!

      おおーっ!そこに気付くとは
      さすがっスね~(笑)

      この『七胴落とし』は御指摘のとおり、
      神林長平繋がりです(笑)
      辻村さんの一番好きで思春期にハマった作家ということで、
      以前、神林さんの作品の中で
      どれでも好きな作品を選んで
      好きにリメイクしてもいいという企画があったそうで、
      辻村さんは迷わずコレを選んで
      嬉々としてリメイクしたらしいです(笑)

      しかし、kwosaさんは
      物知りというか博識っスね~!
      まさか桜庭さんまで
      影響を受けてたとは知らんかったなぁ~!

      この 『七胴落とし』があまりに面白かったで、
      僕も神林さんをちょっと読んでみたいなぁ~って
      ちょうど思ってたところです(笑)
      しかし、好きな作家が影響を受けた作品はどうしても読みたくなるのが読書家の性。
      積ん読本が増えて嬉しい悲鳴を上げてます(笑)



      2015/05/30
    • kwosaさん
      『七胴落とし』やっぱりそうだったんですね。
      これはますます読みたくなりますが、肝心の本は積読遺跡のどこへやら。
      『七胴落とし』やっぱりそうだったんですね。
      これはますます読みたくなりますが、肝心の本は積読遺跡のどこへやら。
      2015/05/31
    • 円軌道の外さん

      kwosaさん、いらっしゃ~い(笑)

      オリジナルは未読やけど、辻村版『七胴落とし』は短編やけど
      面白いですよ!
      特にネコ好き、...

      kwosaさん、いらっしゃ~い(笑)

      オリジナルは未読やけど、辻村版『七胴落とし』は短編やけど
      面白いですよ!
      特にネコ好き、少女好きなら
      たまらんでしょう(笑)

      あはは(笑)
      積読遺跡に爆笑しました!
      しかし上手いこと言いますね~(笑)
      僕は買って読まないってことはないんで、
      自宅にたまってはないんやけど、
      (基本的に買ったらそれを読むまで何も買わない、借りないって感じです)
      ノートにメモした読みたい本は山ほどあります。

      また読むのが多分人より遅いので、
      読みたいリスト入りの本もなかなか減らないんですよ(T_T)


      2015/06/11
  • 楽しく読まさせてもらった。
    特に印象に残ったのは藤子・F・不二雄さんについてのエッセイ。
    その中で、『藤子さんに蒔いてもらった種は私の中にある』というような文があった。
    その種を見事に咲かせ、私たちに作品として届けてくれている。
    ということは、辻村さんの作品を読んだ私たちにも、藤子さんの蒔いた種はちゃんと届けられているのかもしれない、そう思うとすごく不思議でとてもありがたいことだなと思った。

    でも『ドラえもん』の映画をいっぺんも見たことない、という私は、大分損をしているのかな~。
    これからでも観てみようかなと思う。
    まずは『のびたと鉄人兵団』かな。

  • ショートショートと短編小説の特別付録つきの、辻村さんのエッセイ集なのですが。。。

    この中の『七胴落とし』という短編、猫好きなら必読です!!
    ぽろぽろ涙をこぼしながら、傍らに寄り添う猫の肉球を
    愛おしくなでなでしてしまうこと請け合いです!

    「では、覚えているだろうか。
    子供が猫と対話をし、そのことを大人になった途端に忘れてしまうという事実を。」
    ときっぱりと書く辻村さんに心を鷲掴みにされ、
    私にも、「私のミャウダさん」がいたのかなぁ。。。と、
    遠い昔についつい想いを馳せてしまう、素敵なお話でした。

    そんな素敵すぎる付録(それでなくても付録には心くすぐられるのに♪)もそうですが

    『凍りのくじら』にも溢れていた、藤子・F・不二雄先生への変わらぬ崇拝を熱く語り、
    忙しさに追われてモモよりも時間泥棒の灰色の男たちに心を重ねる自分を発見して
    読書とは、今の自分を等身大に映し出す鏡なのだと真摯に受け止め、
    デパ地下の男性の甘い誘惑に抗えず、49個入り14,438円の高級チョコレートを買い
    三万円分、書店でなんでも買ってよし!との企画に狂喜乱舞して
    『AKB48推し!』は迷わずかごに入れたのに
    『まんが道』全巻と『こぐまちゃんえほん』全巻のどちらを選ぶか、たっぷり悩み

    作品を、自分の思惑さえ通り越して、より豊かに読んでくれる人たちが必ずいる、と
    確信できる自分は幸せな作家だと綴る辻村さんが
    とてもキュートで、まっすぐで、ますます好きにならずにいられなくなる1冊です。

  • 素直で折り目正しい文章にややビックリ(失礼)。
    好きな物へのストレートな愛と尊敬する人への熱い思いに感心しました。
    「本日は大安なり」と「オーダーメイド殺人クラブ」しか読んだことがなくて、この二つはちょっとイメージが違うので、辻村深月のイメージは出来上がっていなかったのです。
    どっちかというと、後に読んだ方がイメージで。

    ドラえもんが好きなんですねえ。
    この世代以下なら当たり前?
    すいません、年上で…
    見たことがないわけじゃないけど、子どもの頃じゃないし、全部は見ていません。
    そんなに面白いのか!?!~ちょっと損した気分です(苦笑)

    「ネオカルチャー新発見」というテーマで、ドラえもん、能、みんなでニホンGO!(テレビ番組)、パワースポット、フジロック、ポケットモンスター、ガンダムなど。
    取材対象に協力して貰っている場合が多いため、敬意がにじみ出ている丁寧な文章なのです。
    中でも、大山のぶ代さん訪問記は本当に嬉しそうで、もらい泣きしそうな興奮を覚えました。

    他に好きな本や映画、食べ物などの話も。
    明るく、いきいきしていて、読みやすいです。
    「モモ」に9歳で出会い、折に触れて読み直すとか。
    ルパンとホームズのどっちが良いか、小学生の時に友達と話題になったとか。
    大人が薦める本には反発を感じていたが、アガサ・クリスティの「アクロイド殺人事件」を読んで感動し、古典の名作にはそれだけのことがあるのだと思うようになったとか。

    小説まで入っていて、お得な感じ。
    ほのぼのした雰囲気の短編です。「七胴落とし」が好き。

    著者は1980年生まれ。
    千葉大学教育学部卒。
    2004年「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞し、デビュー。
    2010年には「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」で直木賞候補に。

    若いなあと思っていたら、この後出産なさったとか。あらまあ、もう?!良いお母さんなんでしょうね、幸せになってね、とすっかり近所のおばちゃんのような気分に。

    • まろんさん
      そうなのです!
      三浦しをんさんほどではないにしろ(あれはもはや別人格とも思えますものね)
      小説とエッセイでは、辻村さんってずいぶん印象が違う...
      そうなのです!
      三浦しをんさんほどではないにしろ(あれはもはや別人格とも思えますものね)
      小説とエッセイでは、辻村さんってずいぶん印象が違うなあ、と私もびっくりしました。
      とても生真面目な文章でしたよね。

      辻村さんのドラえもんへの傾倒ぶりは、『凍りのクジラ』に滲み出ていますが
      私が今まで読んだ中でいちばん好きなのは『名前探しの放課後』です♪
      sanaさんが読まれた2作は未読なので、これから順を追って読んでいくのが楽しみです。
      2012/10/24
    • sanaさん
      まろんさん、
      やっぱり、そうお思いですか!
      生真面目でしたよねー☆

      あはは、しをんさん、別人格ですか!
      確かに作品を読む順番によ...
      まろんさん、
      やっぱり、そうお思いですか!
      生真面目でしたよねー☆

      あはは、しをんさん、別人格ですか!
      確かに作品を読む順番によっては驚くでしょうね。
      しをんさんの場合はほぼ発表順に読んでいるので、おおまた新技を~みたいな気分で追っています。

      まろんさんは私が読んだ2作はまだでしたか~。ぜひ♪
      「凍りのクジラ」と「名前探しの放課後」も面白そうですねえ!
      読んでみますー楽しみ、楽しみ☆
      2012/10/26
  • ネオカルとは何か、わからないまま購入したのですが、ネオカルチャーということなのですね。初の刊行が2011年なので13年前、一昔前ということになります。
    それゆえ、とても懐かしく読みました。懐かしいと思いながら、では古いのかというと、ネオに触れる人の心は新鮮。発見と驚きは数知れず、そうだったのかあ、と思いを深くすること、多々ありました。
    そして、藤子・F・不二雄愛の深さ。ドラえもんだけではないのですね。パーマンに関する話、首肯するばかり。辻村さんのやさしさの原点がここにあるのか、それとも、辻村さんのやさしさが藤子・F・不二雄に共鳴して育ってきたのか、まあ、どちらもありなのでしょう。
    「モモ」や「999」。その作品の感想を共有できる気持ちがとてもうれしい。
    そして、短編まで載っている。しかも、この優しさ。「だれも知らない小さな国」を読み終えた時のような、「星の王子様」を読み終えた時のような、静かにでも深く心を揺さぶられる感じ。
    カバーの絵を含めて、大層得をした気分の一冊です。
    時代を映すものは、時代が移ると古臭さを感じさせるのに、全然古臭さがない新鮮さがいっぱいであることの不思議を味わいました。

  • 辻村さんの小説はホント好き。
    そしてこのエッセイを読んで人柄も本当に好きだ~と思いました。

    藤子・F・不二雄さん愛も溢れていますね。
    映画も好きって嬉しい。自分ONの日は映画のはしごをするなんて。
    昔は私もそうだったな~

    短編小説は「さくら日和」が好き。

    読んでて楽しい本でした。

  • 辻村深月さんのエッセイ、初めて読んだんですが…。

    おこがましいけど、なんだか同じ匂いがする(笑)
    お酒が全く飲めなくて、藤子不・F・二雄氏が大好きで、
    おじいちゃん・おばあちゃん子で、
    読んだ本の影響で「壁」が怖かった。などなど…。
    辻村さんはポーの『黒猫』、私はマンガでしたけど。あはは。
    一緒にドラえもん愛を語りたいなぁ。

    そしてこの本には、ショートショート&短編小説も入っています。
    それが最高にいいお話でした。

    「さくら日和」
    行列のできるたい焼き屋さんと(しっぽまで餡子入ってます♪)少女の淡い恋物語。

    「七胴落とし」
    みんな忘れているだけで、子供の頃は猫ちゃんと会話ができていたんだよ。
    地域の子供たちを引き受ける”監督猫”が必ずいて、
    いろんなことを猫ちゃんから教わっていたんだ。
    ここの監督猫はミャウダさん、太っちょな黒猫ちゃん。
    <手を貸してごらんよ!><いくよー!>
    泣いている子供の手とミャウダさんの肉球がそっと触れ合う。
    光の輪が広がり、嫌なことや痛いことを忘れさせてくれる。
    そして子供たちは大人になっていく…。
    それが「…落とし」なんだ。

    でもそれって、子供でなくとも味わえる気がします。
    あのぷにっと柔らかくて、あったかい肉球をそっと握ったときの、
    「あぁ、もうどうでもいい~」って気持ち。
    それだけで癒されたものです…。


    カバーの工藤ノリコさんのイラストもめちゃめちゃ可愛い♪
    女の子が辻村さんによく似ていて、ムフフってなります。
    そでにはミャウダさんが。♡

    大満足な一冊でした!

    • koshoujiさん
      うさ子さん、こんんばんは。
      おっ、「ネオカル日和」じゃないですか。懐かしい。
      今、彼女の新刊エッセイ「図書室で暮らしたい」を丁度読んでい...
      うさ子さん、こんんばんは。
      おっ、「ネオカル日和」じゃないですか。懐かしい。
      今、彼女の新刊エッセイ「図書室で暮らしたい」を丁度読んでいるところです。
      このエッセイがまたいい。
      まさかエッセイ読んで泣くとは思いませんでしたが、何故か泣けるんです(笑)。
      またコメントがブクログから届かなかくて、今気づきました。どうしたんでしょうね? システム崩壊か?
      柚木さんの会話は軽妙洒脱というかなんというか、その中でも今回は絶好調です。
      今ならまだ図書館予約もさほど多くないので、早く借りられると思います。
      是非お読みください。これまでのシリーズのなかでも最高傑作かもしれません。
      感情8号線も面白いし、「日曜日たち」は最後、突然涙があふれ出します。是非こちらもお読みください。(^^)/
      2016/02/09
    • あいさん
      こんにちは(^-^)/

      実は私エッセイは少し苦手であまり読んだ事がないのだ(〃∀〃)ゞ
      自分の中の作家像が壊れてしまって読む作品に...
      こんにちは(^-^)/

      実は私エッセイは少し苦手であまり読んだ事がないのだ(〃∀〃)ゞ
      自分の中の作家像が壊れてしまって読む作品にまで影響が出そうで(笑)

      でも、この本にはショートショートや短編が入ってるんだね!
      読んでみたくなりました♪

      ポーの黒猫、ぎゃあってなるよね。
      人間が怖いと思う作品でした。
      2016/02/11
    • 杜のうさこさん
      けいたんさん、こんばんは~♪

      エッセイね、私もそうだったの~。
      けいたんさんと同じ理由で、作家さんのはあまり読まなかったの。(また一...
      けいたんさん、こんばんは~♪

      エッセイね、私もそうだったの~。
      けいたんさんと同じ理由で、作家さんのはあまり読まなかったの。(また一緒だね♪)
      好きな女優さんのを読んだくらいでね。
      (小林聡美さん、室井滋さん、石田ゆり子さんとかね。)

      でもこれも絵本と同じく、ブクログを始めてからいろんな本棚さんに触発されて、
      ちびちび読んでます。

      この本のショートショートと短編は、全く知らなくてね。
      おもわず、やった~♪って感じ。
      ファンタジーっぽくて、すごく良かったから
      おススメです(*^-^*)
      2016/02/12
  • 読み終えて、へー結婚してて子供もいるんだ!ってのが新鮮な驚きでした。
    まぁ、同世代なので、そのこと自体には何も不思議はないのだけど、ママになって創作にも影響されてるとのことなので、これからの作品が楽しみですな。

    ドラえもんをはじめとする藤子・F・不二雄氏への愛があふれたエッセイ(なかなかの感動作!)や、他も深月ちゃんの好きな本や映画やカルチャーや食べ物なんかが多く登場して、さらっと楽しく読めました。
    しかしなぁ、共感できる反面、なんだかいろいろ羨ましくなってしまったなぁ。

    短編小説の「さくら日和」がよかった。たいやきと猫。
    そしてそのあとの「七胴落とし」と世界観がつながってるみたいで面白かった。
    猫ファンタジー、いいですね。

  • 「ネオカルチャー新発見」の章はエッセイというよりレポートだし、「おおむね本と映画の宝箱 」は書評だし、途中は小説だしで、期待していたエッセイは少なかったなという印象。 ちょっと残念。
    いや、短編小説もとても良かったのだけど。

    辻村さんの「好き」は深くて熱いと思った。
    好きなものの話を熱くする人がとても好きだ。
    レポートだったり、書評だったり、小説だったりしたけれど、どの文章からも熱烈な「好き」が伝わってくる。
    そこがとても良かった。

  • 「ネオカルチャー」とタイトルには入っていますが、幅広く収録されて楽しかったです。

    後半には特別収録の短編小説も。「さくら日和」と「七胴落とし」がすきです。猫の描写がいきいきしてて、読んでいて猫を愛でたくなります!

    そば打ち体験レポも、体験した事に加えて知識として気になる部分も補足されているので興味深く読みました。

  • この本が発売されたとき、大好きな絵本作家・マンガ家である工藤ノリコさんが表紙イラストを描いていて、びっくりした!そこにそそられて、読んでみたいな~と思ったのだった。
    読んでみると、工藤さんのほんわかしたイラストが辻村さんのエッセイにぴったりで、どういう経緯で工藤さんが担当したかはわからないけど(是非知りたい)ナイス人選!
    様々な雑誌・新聞に掲載されたエッセイをまとめたものとあって、内容が多岐に渡っており、好奇心旺盛な人だな~とつくづく思った。語られる内容は、本や映画、コミック、アニメ、そして方言、お酒、食べ物など幅広いのだけど、特にこちらが興味のなかった分野でも、「へえ面白そうかも」「食べてみたいかも」と思わせてくれるからすごい。押しつけがましくないんだよね。
    中でも印象的だったのは、やっぱり「ドラえもん」をはじめとする藤子・F・不二雄作品への並々ならぬ愛情だ。私もやはり彼の作品で育ってきた世代なので、懐かしいなぁ~と、記憶の奥底のずっと閉まってた扉を開けられた気がしましたよ。心の琴線、触れまくり!
    エッセイのみならず、短編がいくつか収められていたのも嬉しかった。どこかノスタルジックで、切なくなる。この本が、エッセイだけで散漫にならず、きゅっと締まったかなという感じ。辻村作品は、まだ長編を読んだことがないので、いずれ是非挑戦したいかな。

  • 好きな物は嫌いな物より説明が難しい、好きなのに。そのふわふわと雲の上を漂ったりピカっと電気が走る、原型を留めない感情を過去の出来事引っ括めて丁寧に解析した先で、自分のルーツが見えるようになる。私はどれくらい過去の事を覚えて居るだろうか。

  • 2022/04/10

    ちょうど10年前くらいに書かれた本で、今やみんな当たり前に使っている言葉も、当時流行りだしたんだ〜や懐かしいな〜と思いながら読めた。

    辻村さんが読んだ本は自分も読みたくなり、図書館で借りてきた。

  • エッセイ読んで泣きそうになるなんて(笑)ドラえもん愛が伝わり、すごく良かった。

  • 同世代ならではの面白さがあった。同じ時代を知ってる人、という感じが感覚的に分かる!って思える。
    最後の最後で、Σ(・□・;)ってなったのは結婚してる&子どもいるってこと。別にいいんだけど、なんとなく独身(=仲間)と勝手に思ってたから、違うのかーとショックだった。

  • 最近辻村さんにはまって、いろいろ読んできたけど、今回のこれで、辻村さんの人柄がよくわかりました。いろんな本や映画を読まれているんだなと、自分も見習いたいと思いました。この本をよんで、さらに辻村さんのことがすきになりました!!

  • 辻村さんの少年少女の出てくる小説を読んで、とてもシニカルな人だと感じていたのですが、すっかりその印象が覆されました。
    とても素直な感性をお持ちで、とくにずっとドラえもんが好きだったくだりはもらい泣きしそうでした。特に映画版に関しては、内容がお利口さんすぎると敬遠していた自分の感性が相当鈍いし、すれていたと反省しきり。

    表紙のイラストも辻村さんの特徴をよくつかんで、とってもキュートでかわいいです。

  • 辻村さんが触れたものについて書いています。
    能、Q-POt.、パワースポット、フジロック、ポケモンなどなど。

    その中でも、やっぱりドラえもん。
    私もドラえもんはビデオテープが切れるまで見てました。苦笑
    だからやっぱり辻村さんの作品も好きなんだーと再確認。

    まさか出産を経験されているなんてビックリです。
    「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」はどのタイミングで
    どんな気持ちで書いてたんだろう。

    どんな気持ちで書いているかとか、
    食事、好きなもの、
    なんかすごく身近な女のひとでした。

    作中には、
    ショートショートや短編も収録されており、
    大山のぶ代さんとの対談は
    どこかで読んだことある気がするんだよなあ。

    写真も短編もエッセイも短くて
    もっと読みたいとなってしまいますが
    内容的には贅沢なものかもしれません。

    「大人がグダグダ並べる、
     言葉を尽くし、
     その上ちっとも伝わらない長ったらしい説明は、
     この素晴らしいバビューんやガッシューンの感覚を
     失ってしまったせいだ。」

    きっと学生時代の切実な崖っぷちですがるような
    読書の仕方はもうできないんだろうなあ。
    そう思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「辻村さんが触れたものについて書いています」
      いつものように文庫化を待つつもりだったのですが、レビューの2行目を読んで図書館に予約するコトに...
      「辻村さんが触れたものについて書いています」
      いつものように文庫化を待つつもりだったのですが、レビューの2行目を読んで図書館に予約するコトに決定!
      2012/09/18
  • 普段は『魅せる』側の辻村さんが『魅せられる』側の視点から書いたエッセイ。
    好きなものや興味のあるものを書きながらも、それを読者に無理矢理押しつけたりしないところに好感が持てました。
    短編&ショートショートもあり。
    かなりのボリューム感がある作品です。

  • 中程に挿入されている筆者の写真を見てびっくり。表紙のイラスト、そっくりやん…。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。23年に発表された『この夏の星を見る』は映画化された。
そのほか『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』『噓つきジェンガ』など著書多数。

辻村深月の作品

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