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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620321226
作品紹介・あらすじ
われわれが求めているのは、わが国民が法の支配のもとで平穏に暮らすのを許されるべきであるということだけである。果たしてそれは、とてつもなく不当な要求だろうか。逆境のなかで日本の読者に届けられたスーチーさんの肉声。1996年度日本新聞協会賞受賞。
感想・レビュー・書評
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いや、食わず嫌いだったのだが、もっと早く読んでおけばよかった。
抑制の効いた筆致で、ビルマの風俗、ものの考え方が、随所に折り込まれていて、スーチーなりの国を愛する心が分かる。ともすればエキセントリックな印象を抱きがちだが、そのような先入観を払拭してくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私がスーチーさんをすきになったきっかけである
毎日新聞の手紙形式の連載をまとめた一冊目の本。
ビルマの行事のことを織りこんであるのは日本人読者
を意識されてのことかな。
きっとスーチーさんの頭の中は国の政治のことで一杯で
もっとそのことをしたためたかったのではないかなという
気もする。だけど、スーチーさんのお気遣いと文学者である
という素養から、とても味わい深く読むことができた。
ビルマのことを少しでも知れたことも嬉しい。
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