企業はなぜ危機対応に失敗するのか―相次ぐ「巨大不祥事」の核心

著者 :
  • 毎日新聞社
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620322384

作品紹介・あらすじ

かつてない重大なリスクにさらされる日本企業へ、コンプライアンスの第一人者による緊急書き下ろし!2013年に社会を揺るがした「巨大不祥事」の本質に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • フォーメーションでの危機対応など分かりやすい。

  • 仕事に少し関連することもあり手にしました。“不祥事”と呼ばれた出来事とその時の企業の対応、またそれに対する消費者や世の中の反応を紹介しています。消費者の批判に対し企業が改善を行っていくことの社会的な意義を認めつつも、程度の問題として、どのような社会を我々は求めるのかと疑問を呈する文章が印象的でした。

  • コンプライアンスとは法令準所ではなくsh快適要請にこたえることであり、ますます複雑化、多様化し、急激に変化する経済社会の環境においては環境変化への適応という視点が不可欠である。

    コンプライアンスとは組織が社会の要請にこたえること。

  • 企業不祥事の本と思って手に取ったが、不祥事ではなく危機対応の本だった。副題ではなくメインタイトルを読めばわかる話なんだけれども。

    雪印の社長が「私は寝てないんだ」と叫んで「炎上」を引き起こしてから十数年。筆者の言う通り、企業を取り巻く環境は変わった。ほんのちょっとした誤解が増幅した時、平時には味方だったはずの当局やマスコミはオフェンス側に回り、誰も企業を守ってくれない。経営者はその状況を理解しているか、と問いかけるのが本書。いくつかの第三者委員会を仕切ってきた筆者ならではの視点で、パロマ、みずほ銀行、阪急阪神ホテルズと企業の「巨大不祥事」を解きほぐしていく。


    パロマは、自社製品で死亡事故が相次いでいる問題が、経産省の発表で重大な社会問題に発展していることを認識した上で、危機対応を行う必要が あった。確かにそれまでは、製品の欠陥ではなく不正改造が原因であるという主張が司法の場で認められてきたのだが・・・


    ここに至って、自分が覚えていた違和感の正体に気づいた。この本は巨大不祥事の本ではなく、危機対応の本なのだ。しかし「巨大不祥事」も打ち出しておいた方がキャッチーだ。はからずも、世の興味関心と筆者の主張のギャップ、本書の副題に現れてしまっている。

  • 食品偽装としては同じ内容だったのに、プリンスホテルと阪神阪急ホテルズでは、なぜあんなにも,マスコミ対応が違ったのか・・・非常に興味深い一冊です。

  • いろいろな企業不祥事で第三者委員会を仕切るなど、その筋では第一人者の郷原信郎さん。企業の危機管理、特にマスコミの対応を中心とした、企業不祥事問題について、いかに対応すべきかを書いた本。
    もともとマスコミによく出ていたが、この頃どちらかというと、マスコミに厳しいコメントが多いからか、テレビではあまりお見かけしない。企業の言い分と、事実を整理しながら、多くの事例をあげて書かれているので、読みやすいし、わかりやすい、

  • 問題が起きた時に、とにかく謝っておけばいいとか、とにかく同業他社の前例を踏襲しておけばいいとか、ちゃんと自分の頭を使っていない対応をとると命とりになりますよと言っている。
    ちゃんと正直にロジカルに、そして状況をよく見て、誠実に対処すること。当たり前のことなのだが、組織でそうした対応をできるかどうかは本当にトップ次第。

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著者プロフィール

郷原 信郎(ゴウハラ ノブオ)
郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表
1977年東京大学理学部卒業。83年検事任官、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官兼教官などを経て、05年桐蔭横浜大学法科大学院教授、06年弁護士登録、08年郷原総合法律事務所(現・郷原総合コンプライアンス法律事務所)開設。09年名城大学教授。2012年関西大学特任教授。
『青年市長は司法の闇と闘った』(KADOKAWA、2017年)、『告発の正義』(ちくま新書、2015年)、『検察崩壊~失われた正義』(毎日新聞社、2012年)、『第三者委員会は企業を変えられるか~九州電力「やらせメール」問題の深層』(毎日新聞社、2012年)、『組織の思考が止まるとき~「法令遵守」から「ルールの創造」へ』(毎日新聞社、2011年)、『特捜検察の終焉』(飛鳥新社、2010年)、『検察が危ない』(ベスト新書、2010年)ほか著書多数。

「2019年 『初級 ビジネスコンプライアンス 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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