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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784620322391
感想・レビュー・書評
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年に一度のお楽しみ、中野お姉様の週刊誌連載コラムをまとめたもの。時事ネタが多いのだが、つい去年のこと(しかも今はまだ一月)なのに、ああ、そんなことあったなあと、すでに忘却モードになっているのがおそろしい。
ほんとほんと!と思ったのは、「上から目線」という言葉に抵抗を感じると書かれていたくだり。この言葉は、かなり威力のある批判的レッテルとして使われているようで、そのことに中野さんは納得がいかない。エラソーにものを言う人でも、そこに愛嬌があれば不愉快ではないし、面白いなあと思う、と。「なぜ優劣だの上下だのということに関して、そんなに敏感に反応するの?」
中野さんの鋭いところはこの後。最近テレビで見た若い新進作家(これって朝井リョウ君じゃないかな)はとても爽やかな好青年だったが、その彼が「こういうことを言うとウザイやつと思われるでしょうが…」というふうに、相手の受け止め方を先回りする言い方を何度もしていたそうだ。
「いかにも今時の若者らしく感じられた。『上から目線』的なレッテル貼りの中で鍛えられてきたかのような。 私と同世代の男たちが若かった頃と来たら…もっと乱暴だった。バカだった。自分が人からどう見られるかということはあんまり考えず(あるいは自分に都合のいい妄想に基づいて)、自分を前面に出してアピールしたがる人が多かったような気がする。 今時の言葉で言えば『ウザイ』やつが多かったような気がする」
いやほんとにそうだなあと思う。中野さんは、若い頃はそういうやつを白けた気持ちで見ていたが、いい歳となった今はそんな「ウザイ」やつを懐かしくおかしく思い出すと書いていて、これもまったく同感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年に一度、中野翠さんのコラムをまとめて読むのが楽しみです。
ひょうたんの表紙の装丁もステキです。 -
嫁が大好きな中野翠初めて読みました。紹介されている映画とか本とかがどんどん読みたくなる。追悼話がものすごく多いのはだんだんと仕方なくなるよね。
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914.6
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