東京プカプカ

  • 毎日新聞社 (2013年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784620322391

感想・レビュー・書評

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  • 年に一度のお楽しみ、中野お姉様の週刊誌連載コラムをまとめたもの。時事ネタが多いのだが、つい去年のこと(しかも今はまだ一月)なのに、ああ、そんなことあったなあと、すでに忘却モードになっているのがおそろしい。

    ほんとほんと!と思ったのは、「上から目線」という言葉に抵抗を感じると書かれていたくだり。この言葉は、かなり威力のある批判的レッテルとして使われているようで、そのことに中野さんは納得がいかない。エラソーにものを言う人でも、そこに愛嬌があれば不愉快ではないし、面白いなあと思う、と。「なぜ優劣だの上下だのということに関して、そんなに敏感に反応するの?」

    中野さんの鋭いところはこの後。最近テレビで見た若い新進作家(これって朝井リョウ君じゃないかな)はとても爽やかな好青年だったが、その彼が「こういうことを言うとウザイやつと思われるでしょうが…」というふうに、相手の受け止め方を先回りする言い方を何度もしていたそうだ。
    「いかにも今時の若者らしく感じられた。『上から目線』的なレッテル貼りの中で鍛えられてきたかのような。 私と同世代の男たちが若かった頃と来たら…もっと乱暴だった。バカだった。自分が人からどう見られるかということはあんまり考えず(あるいは自分に都合のいい妄想に基づいて)、自分を前面に出してアピールしたがる人が多かったような気がする。 今時の言葉で言えば『ウザイ』やつが多かったような気がする」

    いやほんとにそうだなあと思う。中野さんは、若い頃はそういうやつを白けた気持ちで見ていたが、いい歳となった今はそんな「ウザイ」やつを懐かしくおかしく思い出すと書いていて、これもまったく同感。

  • 毎年、この時期一年に一度のお楽しみ。
    頁が残り少なくなると、あーもう読み終わってしまう~
    って思う本がどれほどあるだろう。

    映画評、時事ネタ、落語ネタ、とにかく中身がつまってる。今回印象に残っているのは、中野氏の髪をいつも妹さんがカットしているということ。
    あのカット用のケープとはさみも取り揃えて。
    いいなぁ。絵になるなぁ。まるで”八月の鯨”みたいじゃない。(そこまで年はとってないけど。)
    あと、はやりまだ中村勘三郎と市川団十郎の死が受け入れられないとあった。まったく同感。

  • 年に一度、中野翠さんのコラムをまとめて読むのが楽しみです。
    ひょうたんの表紙の装丁もステキです。

  • 嫁が大好きな中野翠初めて読みました。紹介されている映画とか本とかがどんどん読みたくなる。追悼話がものすごく多いのはだんだんと仕方なくなるよね。

  • 914.6

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