ホンのひととき 終わらない読書

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 174
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620322506

感想・レビュー・書評

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  • 買うつもりでなかった本屋さんで衝動買い。
    中江有里さんは特に知らなかったけど、写真がきれいだったので。

    はじめの方は、セミナーなど多くやっているのもあってか「〜してみませんか?」って言葉が多くてちょっと疲れる。
    自分も本好きと思っている自分にとっては、いまさらそんな風に諭されましても、、とうっとうしく思ってしまって。
    でも後半の読書日記になると、彼女がどんな本を読んでどう感じたか、どんなときに思いだしたかがメインになっていくから、彼女を好きになり、この本を好きになった。

    一気読みというより、毎日ちょっとずつ、いろんな世界を楽しめる。
    最近いそがしくて本をゆっくり読む時間がみつからないけど、この本は毎日そっと、小さく、読ませてくれた。

    「パリパリに乾いたふきんのような心が、文字の泉に浸り、徐々に柔らかくなっていくのを感じました。」
    衝動買いさせたのはきっとこの一文。
    わたしも、柔らかくなった気がする。

    「人は嫌なことや、嫌いなことからしか学ばない」
    「人生を大きく動かすには、自分自身の中の暗闇を動かすしかないってことだな」
    これは彼女の言葉でなくて彼女が引用した言葉だけど、これも響いた。
    引用元、読まなくちゃな。

  • 朝の情報番組に出てますね、中江有里さん。
    ぼんやりと「この人女優だよな~」なんて思いながらみていて、コメンテーター紹介みたいな文章にこの本のタイトルが。
    私はどんな芸能人の方でも、「本が好きなんです」「本をよく読みます」と言ったりしているのを見ただけで好きになってしまう傾向が。
    なので栗山千明さん、杏さんとか好きです。

    というわけで中江さんのことも好きになり、この本を読んでみました。

    「本を読むことは、趣味というより、生きがい」というのはすごく共感できる。
    私もいつも何かしら、本がそばにある。
    家族と旅行に行くときも、そんな時間はないのわかってるくせに必ず本は持っていくし。

    中江さんの、とにかく「本が好き」ということが伝わってくる。
    こんな人が近くにいたら、友達になりたいな。

  • 019

  • 2015.5.8読了。図書館で借りた。

    期待したほど面白くはなく、途中で読むのをやめようかと思ったが、思いとどまって読み終えた。

    たくさんの本の感想とエピソードがかかれてあるのだけど、読書と児玉清が好きなんだということはよく伝わってきた。分量が多い分、少し退屈だった。

  • 著者は小説好きだから、その点でちょっと意見が合わない感じ。

  • この本とは全く関係のない話から。先日始まったドラマ「HERO」の第一話に、写真だけだが児玉清さんが登場していた。この本でも「週刊ブックレビュー」での児玉さんのエピソードが出てくる。いい味を出していた俳優さんだったなと改めて思う。

著者プロフィール

俳優、作家、歌手。1973年大阪生まれ。89年芸能界にデビューし、数多くのTVドラマ、映画に出演。俳優業と並行して脚本の執筆を始め、2002年「納豆ウドン」で第23回「NHK大阪ラジオドラマ脚本懸賞」最高賞受賞。06年には第一作となる小説『結婚写真』を刊行し、小説、エッセイ、書評など文筆活動も積極的に行う。NHK-BS『週刊ブックレビュー』で長年司会を務めた。NHK朝の連続テレビ小説『走らんか!』ヒロイン、映画『学校』、『風の歌が聴きたい』などに出演。近著に『万葉と沙羅』(文藝春秋)、『残りものには、過去がある』(新潮文庫)、『水の月』(潮出版社)など。文化庁文化審議会委員。19年より歌手活動再開。

「2023年 『北條民雄『いのちの初夜』 2023年2月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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