白澤教授が贈る100歳まで健康に生きるための111の話

  • 毎日新聞出版 (2015年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784620323121

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    ── 白澤 卓二《白澤教授が贈る 100歳まで健康に生きるための111の話
    20150616 毎日新聞出版》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4620323128
     
     白澤 卓二 保健体育 1958‥‥ 神奈川 /~《世界一受けたい授業》
     
     コロボックル ~ アイヌの小人伝説 ~
     
     むかし昼食の折、リサーチ協同の森氏が童話を書くことを知った。
     社交辞令のつもりで「どんなストーリーですか?」と訊ねたところ、
    小一時間たっぷり“コロボックル”の伝説が語られた。
     
     その折は、まったく興味がなく“コロボックル”が何たるかも分らぬ
    ぬまま解放されたが、30年もたって、ふたたびその名を思いだした。
    (話し手の熱心さと、聞き手の不熱心が、あくまで一致しなかったのだ)
     
     その折は興味がなかったが、とき過ぎて思いだすことになった例。
    …… そのをりはをかしきことの、過ぎぬれば忘るるもあるは、いかな
    るぞ。── 《紫式部日記 19641116 岩波文庫》P009
     
    …… アイヌがこの土地に住み始める前から、この土地にはコロボック
    ルという種族が住んでいた。彼らは背丈が低く、動きがすばやく、漁に
    巧みであった。又屋根をフキの葉で葺いた竪穴にすんでいた。
     
     彼らはアイヌに友好的で、鹿や魚などの獲物をアイヌの人々に贈った
    りアイヌの人々と物品の交換をしたりしていたが、姿を見せることを極
    端に嫌っており、それらのやりとりは夜に窓などからこっそり差し入れ
    るという形態であった。
     
     そんなある日、あるアイヌの若者がコロボックルの姿を見ようと贈り
    物を差し入れる時を待ち伏せ、その手をつかんで屋内に引き入れてみた
    ところ、美しい婦人のなりをしておりその手の甲には刺青があったとい
    う(なおアイヌの夫人のする刺青はこれにならったものであるといわれ
    ている)。
     
     コロボックルは青年の無礼に激怒し、一族を挙げて北の海の彼方へと
    去ってしまった。以降、アイヌの人々はコロボックルの姿を見ることは
    なくなったという。現在でも土地のあちこちに残る竪穴や地面を掘ると
    出てくる石器や土器は、彼らがかつてこの土地にいた名残である。
    (Wikipedia)
     
     低身長男性は長寿になりやすい、158cm以下のグループが最も長生き
     
    …… 男は背が高い方が得をするというのは多くの人の共通認識だろう。
    バブル期には、高身長は女性が結婚相手に求める「三高」の1つで、高
    学歴・高収入に並ぶステータスだった。
     
     しかし、その“常識”を覆す研究データが話題を呼んでいる。
    「身長の低い人のほうが長生き」というのだ。
     
     この説は順天堂大学大学院医学研究科教授・白沢氏(57)の著書の中
    で紹介されている。── 白澤 卓二《白澤教授が贈る 100歳まで健康
    に生きるための111の話 20150616 毎日新聞出版》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4620323128
     
     米・ハワイ大の研究チームは1900~1916年に生まれた約8000人の男性
    を調査。身長158cm以下、158~165cm、165cm以上に分けた3グループの
    死亡率などを比較すると、158cm以下のグループが最も長生きで、背が
    高くなるほど寿命が短くなる傾向を見出したという。白澤氏が解説する。
    「この研究チームは、低身長の男性には長寿になりやすい遺伝子を持
    つ人が多いことを明らかにしました。
     
     FOXO3(フォクソスリー)と呼ばれる長寿遺伝子で、この遺伝子を持
    つ人は血糖値を低下させるインスリンの血中濃度が空腹時に低い。フォ
    クソスリーは不要なインスリンの分泌を抑え、それによって腫瘍の抑制
    や、抗酸化の役割を持つとされています」
     
     これまでも身長と寿命の関係性については多くの研究がなされてきた。
     2013年、米・アインシュタイン医科大の研究者は、背が高い女性は背
    の低い女性に比べて
    「がんを発症するリスクが高い」とする研究結果を発表している。
     
     この調査では、14万5000人の女性を調査し、身長が10cm高くなるごと
    に発症リスクが13%上昇するという結果が得られたという。
     
    「男性の調査でも、低身長の男性のほうががんによる死亡率が低かった
    そうです」(前出・白澤氏)
    http://www.news-postseven.com/archives/20151001_353212.html
    ── 《低身長がモテる時代がやってくる? 2015109 週刊ポスト》
    http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1443657559/
     
    (20151001)
     

  • ココナッツオイルだけじゃない! まだある健康長寿の耳寄り情報!
    アンチエイジング学の第一人者が、健康長寿にさまざまな効果が期待される食品や機能性物質についての最先端情報を紹介。アルツハイマー病の改善などに効果のあるココナッツオイルやココア、ウコン、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種レスベラトロール。血管を若々しく保つギリシャコーヒー。サーチュイン遺伝子と「命の回数券」といわれるテロメアの関係。幹細胞を増やす効果のある藍藻類ブルーグリーンアルジー等々、いまもっとも注目される話題を満載。

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著者プロフィール

順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。1958年神奈川県生まれ。千葉大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了、医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学など。日本抗加齢(アンチエイジング)医学会理事などを務める。

「2013年 『長寿県長野の秘密 白澤卓二が解き明かす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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