- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620323657
作品紹介・あらすじ
人生に"発見"があるかぎり、老後は明るい!心が軽くなる対談集。大好きな虫捕りに明け暮れる解剖学者・養老孟司。古今東西の「本人」となって、数多の人生を送るイラストレーター・南伸坊。ともに老人になった二人が、人生百年時代をどう生きるべきか、科学とユーモアで徹底討論。
感想・レビュー・書評
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367.7/ヨ 2023.9末までカウンター前コーナー架配
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面白く感じられなくて途中でやめちゃった。著者と同世代の人の方が楽しめると思う。
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お勉強になりました。
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この手の養老さんの著作は久しぶりですが、今回は南伸坊さんとの対談形式ということで、どんなやりとりが繰り広げられるのかちょっと気になって手に取ってみました。
読み終わっての感想は、概ね“予想どおり”といったところでしょうか。
9割方は正直どうでもいいような話で、それはそれで味があって面白く、とはいえ、ところどころでは「なるほどそういった捉え方もあるなぁ」と気づかされるくだりもあって “流石にお二人ならでは”という感じですね。 -
全てに潔い。ゾウムシの触覚の話が興味深い。
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南伸坊さんの見方、感じ方が好きです。肩の力が抜けているっていうか。あっと言う間に読み終えてしまったという感じ。
〈本から〉
自分そのものを作品として考えて、自分を育てていく。世の中の役にたつだけじゃなくて、自分自身を完成させていく。修行ってそういうものでしょう。
動物ってけっこう転位行動をするんですよ。
どうも動物は無駄なことは考えないようにしてますね。
「外観が変わると内側も変わる」
「その人の顔になるとその人になる」
心筋梗塞や狭心症の痛みは、左肩から左腕に放散します。
「胸が痛い」なんて言っているのは、心臓が痛いんじゃないんですよ。肩や腕が危ない。
アメリカでは、その自動車会社が鉄道をつぶしたんですからね、モータリゼーションの初期に。
描きながら認識していくんですね。 -
老人のゆるゆる対談みたいな本。こんな風に自分も穏やかな老人になりたい。
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これからの自分を重ねて想像できた。
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老人・死というものをテーマとして与えられながら
中身は「どう楽しく生きていくか」ということが中心。
・人間はだませても自然はだませない。
いい加減な仕事には相応の結果が起こる。
(これ読んだ後に、豊洲の盛土問題が出てきてうなった)
・余命は短く言っておいた方が、
その数字より先に死なれる可能性が低くなるので医者にとって都合がイイ。
・分かったことが嬉しいのではなく、分かって自分が変わることが楽しい。
・良いと思っていることにも裏表がある。
効きすぎる薬をもって、よく効くからと増やすのか、よく効いたからと減らすのか。
絶対なんてものはなく、距離感と、ほどよいところで受け入れることの大事さ。
・車みたいな、70キロの人間ひとり動かすのにトンのものが必要か?
・ただ見ているだけでは分からない、
絵を描くことで細部を観察し、概念化ができるようになる。
・趣味や夢中になることを持つと考えることが楽しくなり、
儲けなんて出なくても人の役に立たなくても、そこに自分という作品が残る。
まさに、分かって自分が変わるような話が次々と。
軽く読み進められるけれど、たくさんの豊かな話が詰まっている。