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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784620323817
感想・レビュー・書評
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急に訪れる親の介護。日々問題が生じる生活の中で、勤務の都合がつかず、理解も得られにくければ、確かに「この仕事は本当にやりたかった仕事じゃないかも→好きじゃない→辞めて楽になろう」と負の考えになってしまう気がした。そこで、一旦考えよう、相談しよう、というのがこの本の言いたいこと。考えるといっても何のサービスを使うか、ではなくて、どんな風に親を支えたいか、自分はどう働いていきたいか目的を考える。そして職場に必ず相談する。
介護保険サービスを提供する側も、介護生活の苦労だけではなく、仕事や経済的負担、親族との関係性や今までの看取りの経験などいろんな方面の影響を受けていることを理解して支えていきたいと改めて意識した本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
握ったことも無かった母の手を何度も握れた。介護していなければ、こんなことは無かったことだと思います。
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介護離職の経験を持つ著者が、自分をはじめ様々なひとの体験談とアドバイスを記した本。介護は情報戦であること、ひとりで抱え込まないことなどを声を大にして述べられており、この本を必要とする介護者はとても多いだろうと思った。
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■書名
書名:介護離職しない、させない
著者:和氣 美枝
■概要
親子共倒れ、人材消失を防ぐ知恵とスキル!!仕事と介護を両立している「働く介護者」の声を集めました。
(amazon.co.jpより引用)
■感想
介護離職をすることのリスク、しないために実施しなければいけないことが色々と
書かれています。
現実問題、お金が必要です。お金がないと介護が出来ない面は事実です。
ですが、それ以上に情報が必要です
情報があれば、お金が無くても出来ることが分かったりします。
あと、地域ごとの仕組みが面倒ですね。ネットが役に立たない場合があります。
あと、地方公務員の仕事できなさが足かせになることも多々あります。
役所の人間は平気で間違ったことをいいますので、それが本当であるか、
可能であれば、別の人間に確認するほうがいいと思います。
特に大切と思う部分については、なおさらそうするべきです。
あいつら、間違っても他人事で仕事しているから。
特に地方はひどい。これは偏見でもなく事実。あいつらあんな仕事しかしないから
そりゃドンドン地方が廃っていくわけで。。。
地方を馬鹿にするわけでははないけど、現実問題、地方に馬鹿が多いのも事実です。
本当に、役所って何とかならないものかね・・・・・
ということで、介護離職しようとしている人は、こういう本を読んで少し立ち止まって
考えたほうがいいです。
事情的に焦るのは当然ですが、焦ると後で後悔します。
■気になった点
・会社に申請すれば、介護休暇(年5日)、介護休業(年93日)が取れる。
・心に余裕がないと介護はできない。
・介護者が笑わないと、要介護者も笑わない。
・介護離職してしまうと再就職は本当に難しい。
・介護者は誰からも守ってもらえない。
・仕事の介護の両立はできるのではなく「やる」のです。
分からないことを洗い出し、分かるようにしていくのです。
・介護と仕事を両立するには、会社に報告することが大切です。
・介護にはお金がかかります。上限はありません。いくらかけられるか考え、
それに合わせ、ヘルパーさんなどと協力して計画していくのです。
おかねがかかるので、なおさら仕事を辞めてはいけません。
・ストレスを定期的に発散することが大事です。楽しむことは罪ではありません。
・介護は情報戦です。そこにある権利を最大限に使いましょう。
・行政サービスは、能動的に情報を取らないと損になります。
・地域とできる限りつながりましょう。
・目的、問題、解決案を考えながら、進めていきましょう。 -
介護のこと、気にかかったときにさくっと読めば参考になる。どこに相談するとか・・・。
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「介護が始まったからって会社を辞める必要など絶対にありません」
「自分の人生を優先で考えて構わない」
会社にはカミングアウトした方がいい
身体介護は極力やらない方がいい
など とても参考になった
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