痛快無比!! プロレス取調室 ~ゴールデンタイム・スーパースター編~
- 毎日新聞出版 (2017年1月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620324333
感想・レビュー・書評
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浅草キッドの玉袋筋太郎らによるプロレスラーへのインタビュー集第2弾。
金曜夜8時の新日本プロレス。
土曜夜7時の全日本プロレス。
そして月曜夜7時の全日本女子プロレス。
日本中を熱狂させたスーパースターたちに、俺たちの玉ちゃんが切り込む。
朝青龍、白鵬に先駆けしたモンゴル人力士! 全米を震撼させたアルバトロス殺法。
蒙古の怪人、キラー・カーン。
東京オリンピックアマレス日本代表。刑務所に入って尚強くなる。猪木との巌流島決戦。
獄門鬼、マサ斎藤。
新日本、WWF、SWS、三団体競合のドラフト1位。伝説の4の字固めは芝浜のサゲを超えた!
プロレスリング・マスター、武藤敬司。
ひょうきんプロレスの裏にあるケタ違いのガチンコ練習量。タニマチ王。
前座の力道山、荒川真。
新幹線の食堂車の全メニューを完食。ライバルは太陽にほえろと3年B組金八先生。
伝説の虎ハンター、小林邦昭。
猪木寛至の悪口は言うけれど、アントニオ猪木の悪口は言わない! ジャンボ鶴田に山下泰裕まで獲得に動いていた。
過激な仕掛け人、新間寿。
強くてカッコイイだけじゃない。やられる姿の色気。敗者髪切りマッチは放送禁止になるほどの衝撃。日本中の女子の心を鷲掴みにした。
女子プロ最大のカリスマ、長与千種。
極悪同盟の絆。小人プロレスという伝説。
極悪レフェリー、阿部四郎。
女子プロレスを根底から変えてしまう、伝説の金網ダイブ。女子プロメジャーリーガー第1号。
女帝、ブル中野。
史上最高で最強のガイジン。サンマルチノ。猪木。アンドレ。馬場。鶴田。天龍。ブロディ。ベイダー。ホーガン。三沢。川田。小橋。西部劇の如くの名勝負の数々。
不沈艦、スタン・ハンセン。
インタビューの素晴らしさもピカイチだが、この本の素晴らしさはレスラーたちとの写真。
名優たちとの輝く笑顔。玉ちゃん、堀江氏、椎名氏の満面の笑み。
プロレス愛がガンガン伝わってくる。
名優たちの前に出れば、いくら年をとっても、俺達は中二のままだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/1/13購入
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面白かった
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プロレス黄金時代の神々のオーラルヒストリー第二弾!玉袋筋太郎をはじめとする聞き手たちの「胡散臭さ」に対するリスペクトが炸裂しているのが気持ちいい。特に長与千種→阿部四郎→ブル中野の全女三連発がすごいです。ブルがあの伝説のダイブの後リング上で失禁していたとのカミングアウトに心震えました。あの時代、少女たちの生き死にをかける場所が全日本女子プロレスであったことと、その生死に向き合うクレイジーさを促進させる触媒が松永兄弟たちのテキ屋的なクレイジーさであったことを思うと、社会にはそういう「胡散臭さ」が必要なのかも。コンビニとSNSのデジタルな今だから改めてしみじみ。もしクラッシュやブルたちという神々が存在していれば座間の事件はどうなったっていただろうと、こちらの妄想も暴走しました。
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玉袋筋太郎のインタビューの第二弾。
メンバーが昭和のレスラーと関係者なので、どれも面白かった。