校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術

  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 278
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620324630

作品紹介・あらすじ

「人は誰でも間違える」を大前提に、ミスが出たときの受け止め方、対処の仕方といった仕事への取り組み姿勢をはじめ、極力ミスをなくし、言葉のセンスを磨くためのコツを具体的に紹介。さらに、誤字・脱字など間違い事例としてゲラ写真を100点以上掲載(見開きで必ず1~2点)。毎日新聞・校閲グループの「間違いを見逃さないノウハウ」を、他の業種、業界で働く人たちにも活用してもらえるよう、余すところなく伝える。
第1章では、間違いを盛り込んだダミー記事を用いて「間違い探しテスト」を掲載。丁寧に解説しながら、校閲記者の仕事内容を紹介する。
第2章~第7章は、具体的な誤用例や誤植例を示しながら、日本語表現のあれこれをひもとく。さらに、言葉と格闘する毎日新聞校閲グループならではの視点や、事例に関するエピソードなども盛り込む。単なる誤植集にとどまらず、新聞制作を支える「言葉の番人」ともいうべき校閲の仕事の醍醐味が堪能できる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 最初のダミー記事から間違いを探す問題、全然見つからなかった。答え合わせして大笑い。
    なかなか面白かった。

  • 気をつけている方ではあると思うが、とりあえず自分の文章は横に置き、主に小説の誤字などが気になってしょうがない性分なので、そんな私には本書はとても面白かった。

  • なんと日本語は豊かなことばなのかと気付かされ、同時に難しいということも再認識。
    舟を編むでもそうだったが、ここまで日本語の一つ一つにこだわって、いる人たちがこんなところにいたのか、と。
    最近のネットニュースはよく誤字と思われる箇所を見つける。校閲がないがしろにされているのだろうか。
    尚更新聞の凄さが分かった。

  • 特に執筆の勉強をしないまま、コラムや書籍の文章を書く業務も手掛けているため、参考のために読んでみました。

    漢字を使うか、ひらがなを使うか。
    漢数字と算用数字の使い方の違い。

    文章を書きながら迷う点が多々あります。判断基準がよく分かり勉強になりました。

    文字1字でも、大切にしたいと改めて感じます。

  • 新聞記者ですら揺れる日本語に苦戦する

  •  校閲の仕事をサッカーに例えるとゴールキーパー。運が良ければゴールの枠にシュートが飛んでこない日もあるかもしれませんし、100本シュートを放たれることもあるでしょう。そんなときでも、キーパーはひたすら「0点に抑える」ことが至上命令です。99回横っ飛びでスーパーセーブをしようとも、たった1本シュートを入れられたら、キーパーにとっては「負け」です。自ら攻撃して「点を取り返す」ことはできませんし、しません。(pp.34-35)

     雨模様は「あめもよう」とも「あまもよう」とも読みますが、「雨催い」が変化したものと言われており、今にも雨が降り出しそうな曇り空のことです。つまり、雨は降っていません。「模様」も「空模様」といえば、実際の天気、空の様子のことですから「催い」が「模様」に変わったことが「誤解」を生んだのかもしれません。(p.131)

    「正しい」言葉、「本来的な買い方」を追求するのが校閲記者。それはそうなのですが、一方で、新聞の校閲記者である以上、事実を正しく確実に読者に伝えることが大切な役割です。このように、使われ方が時代ととも変化したり、多くの人が新たな意味で捉えるようになったりした言葉は、新聞では使いにくい、そんな現実もあります。涙をのんで「この言葉は使えない」と判断することもあります。(pp.132-133)

    速い……スピードがはやい
    早い……時間的に前である
    太陽よりも巨大な星は死ぬと超新星爆発を起こす。爆発で放出されるニュートリノは光よりも速く星から飛び出す。
    こういった内容の文について、翌日「『光よりも速く』などとあるのは『光よりも早く』の誤りでした」という訂正記事が載ってしまいました。
     光よりも速いスピードで飛ぶのではなく、光よりも先に飛び出す、つまり光よりも「早く」飛び出すという意味で書かれた分でした。
    「早い」でなければ、光よりも早いものがこの世に存在することになってしまうのです。(p.196)

  • 校閲を生業とする者として,同業他紙の皆様の視点を垣間見ることができて大変有意義でした。「ことば」に少しばかり関心のある一般の方にも是非お薦めしたい一冊です。

  • 東2法経図・開架 749A/Ma31k//K

  • 校閲は地味に大変!
    誤字脱字は見つけるの得意だけど
    それを毎日時間内にして、誤りがないのが
    当たり前の毎日はしんどい。
    にしても、最近もちょいちょい毎日新聞は
    訂正出してたけどどうなんだ。

  • 2017年9月毎日新聞出版刊。毎日新聞校閲グループのツィッター発信が、面白いので、本も読んでみました。まとまっているので、読み易さはありましたが、ツィッターで既知のことが多く、あまり楽しめませんでした。

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