THE FOOL 愚者の魂

著者 : EXILE AKIRA

• 毎日新聞出版 (2018年8月23日発売)

作品紹介・あらすじ

あの頃、〈怒り〉だけが存在証明だった――。

「絶対に戻りたくない過去」を洗いざらいさらけ出す、EXILE AKIRA初の自叙伝。
2006年にEXILE加入、いまやパフォーマーの司令塔的役割を果たすEXILE AKIRAだが、その過去が語られることはこれまでほぼなかった。

本書では、サッカー選手という夢の挫折、ダンスへの目覚め、辛酸を味わった最初の上京、生死をさまよった事故、そしてEXILEメンバーと出会ってからの下積みの毎日......など、「何者でもなかった」苦節時代の焦燥や葛藤が、包み隠さず明かされる。

また、「EXILE AKIRA」としての激動の12年についても、日本武道館での初ステージから、俳優業の開始、EXILE HIRO、MATSU、USA、MAKIDAIら偉大な先輩たちのパフォーマー勇退、覚悟とともに志願したEXILE THE SECONDへの加入、そして2018年のEXILE再始動......まで、その胸の内をあますことなく綴る。

気鋭のポーランド人写真家、マチェイ・クーチャによる撮り下ろしフォトも30点以上収録。

現在のAKIRAを形成したすべてがここに。

感想・レビュー・書評

[yamafactoryさんの感想 · 2018年11月27日]

AKIRAさんの怒涛の日々に感動！
チャレンジする中での恥とも思える葛藤に勇気をいただきましたヽ(≧▽≦)ﾉ
チームビルディング☆

[みさとさんの感想 · 2018年9月29日]

以前、ライブの本番前に楽屋でおかゆを食べているところを動画に撮られて「若いころ無茶してたから、今になってツケがきてるんだよ」という旨の発言をしていたけど、そりゃあこんだけ無茶してたらそうなるわ！ と納得した。若気の至りの規模がすごい。いくら若かったとはいえここまでの無茶ができるのは才能だと思う。とてもまねできない。あとたかひろさんとのケンカの話が結構めちゃくちゃで好き。

【読んだ目的・理由】EXILEについて勉強するため
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.8
【一番好きな表現】
一歩や二歩下がるんじゃなくて、100段くらい下がる。それが本来の僕の立ち位置なんだから、当たり前だ。
そうしないと、EXILEのみなさんと並んでも恥ずかしくない、自然体でいられる自分にはなれない。（本文から引用）

著者プロフィール

AKIRA（アキラ）　
1981年、神奈川県大和市生まれ、静岡県磐田市育ち。EXILE、EXILE THE SECONDのメンバー。RATHER UNIQUEの元メンバー。2004年、RATHER UNIQUEのパフォーマーに（～2006年）。2006年、KRUMPダンスチームRAG POUNDを結成。同年3月舞台『あたっくNo.1』で俳優デビューし、同年6月にEXILE加入。 2016年、EXILE THE SECONDに加入した。
2014年、写真集『AKIRA LA』、2017年『THE MAN OF EXILE AKIRA 2006-2016』をそれぞれ刊行。そして2018年初の自叔伝『THE FOOL 愚者の魂』を発売。借金にまみれながらダンサーの夢を追いかけた過去を語り、ネットで誤情報だった出身地について、正しくは神奈川県大和市出身だと明かしている。芸名も、黒澤明にちなんだものとされていたが、関係なかったという。