山本五十六の戦争

  • 毎日新聞出版 (2018年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784620325569

作品紹介・あらすじ

意に反して真珠湾攻撃を指揮し、ミッドウェー海戦、絶望的なガダルカナル戦に突き進んだ悲劇の軍人を現代史に新たに刻む。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにある「戦争」は、対米戦そのものではなく、対米戦を避けようとした山本が戦わなければならなかった勢力や妨害を表している。そのせいか本書では山本の立場をほぼ全肯定してしまっており、しかも著者の推測があまりにも多い。他著書の引用に依り過ぎてもいる。昭和史研究で著名な作家の劣化を示した一冊。

  • 保阪正康氏のネームで購入したが全くの期待外れ
    何をテーマに山本五十六を選んだのか解らない
    最後の死が、覚悟の自殺で、撃墜も即死ではなかったとの論
    それも大事だが、個人としての山本五十六の話と思う

    三国同盟を止められなかった、米内・山本・井上
    対米戦争に反対だったが、やるなら真珠湾攻撃
    早期講和論者でミッドウェーの艦隊決戦を仕掛けるも壊滅

    戦略のミスを戦術ではカバーできないという悲劇のケーススタディとして整理するほかない

    かなり多くで、半藤一利氏を引用しているのも解せない

    いずれにしても保阪正康氏にしては希有の内容のない本

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著者プロフィール

保阪正康……昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人もの関係者を取材してその肉声を記録してきたノンフィクション作家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の研究で第52回菊池寛賞を受賞。『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『東條英機と天皇の時代(上下)』(文春文庫)、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日選書) 、『近代日本の地下水脈』(文春新書)、『松本清張の昭和史』(中央公論新社)ほか著書多数。

「2024年 『未来への遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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