虫とゴリラ

  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 54
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620325804

作品紹介・あらすじ

〈虫とゴリラ〉の目で、人間の世界をとらえ直す! 
情報化社会の中で、コンピューターに支配されつつある現代日本人に贈る〈日本の2大知性〉によるビッグ対談!

感想・レビュー・書評

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  • まあ、2人ともだいたい知っている話が多かったかなあ。本当はコロナ以降の話が聞きたかったのだけれど、今回は仕方ないかなあ。それと、2人がだいたい同じ路線だから、なんか化学反応的に新しいアイデアが生まれるということもなかったような気がするなあ。自然にはひとつとしてまったく同じものはないのだ。それを、ことばにすることで、ひとくくりにしてしまう。それが情報になり、それで論理的にものが考えられるようになるのだろうが、ひとつひとつ違うということを感じられなくなってしまうんだな。倫理というのは論理ではないから、感じることができなくなるのは困ったことなのだ。うーん、なんか、分かったような、分からないような、どっちにも意味がとれるような文章が多かったからなあ。新井先生にしかられる。でも、倫理の話は松尾豊さんの番組でも話していて、けっこう興味深かった。で、養老先生が「中動態」とかことばを出したのでちょっと期待したのだけど、そのあと話は広がらなかった。「微気象」というのもちょっとキーワードとして出てきたなあ。おぼえておこう。それから、学習というのはようするに「自習」である、なんて言っていた。確かにそうなのだ。だけど、その自習するようにもっていくのが大変なんだなあ。それが、我々の仕事やな。

  • 人間を外から(自然側から)見てきたお二人が、現在の人間社会に対する危機感を話し合う。

    なんでも情報化、均一化、工業化することによって、こぼれ落ちるなにかがあると。うまく言語化はできないが、人間に必要なものがそこにはあると。

    情報に溢れる中、情報化された部分だけを鵜呑みにするのではなく、情報化されきれていない部分まで物事を見てみるよう意識して見たい。

    少し抽象的で理解しにくいところがあった。
    お二人とも知識経験豊富なため、行間で語り合っている部分が多々あったのかもしれない。

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著者プロフィール

解剖学者、東京大学名誉教授

「2020年 『AIの壁(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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