俳句いまむかし

著者 :
  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620326443

作品紹介・あらすじ

毎日新聞の人気連載「季語刻々」がついに書籍化! 
現代の句と古典的名句、それぞれの味わいと楽しみ方を伝える俳句ガイドの決定版。

感想・レビュー・書評

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  •  毎日新聞「季語刻々」の連載をまとめたものだそうです。坪内稔典「俳句いまむかし」、2020.8発行。①JPは〒(ゆうびんきょく)なり風光る(高田留美) ②夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡(松尾芭蕉) ③浜風に一喜一憂若き日々(江夏豊) ④ふとんからすぐにでられるゆきのあさ(中野隼人)

  • 同じ季語を使った“いま”と“むかし”の句をとりあげて寸評する、2010年5月の開始から十年つづく毎日新聞の連載「季語刻々」

    膨大な記事から400回分を選び、春夏秋冬100句ずつに構成して単行本化、2020年8月刊

    41字×3行半に込められたTwitterサイズの寸評にクスリとしたり、はっとしたり

    通読もよし、季節にあわせて読み進めるもよし、開いたページの一読もよし

    ・季語は〈今〉を肯定する。p.43

    ・名句はいつも文法を破って登場する。p.44

    ・俳句では亀が鳴く。このことを認めたとき、人は俳人へ仲間入りできる。p.46

    ・すぐれた句はたいていがいくつもの読みを許す。p.73

    ・すぐれた俳句はしばしば五七五の言葉の絵である。p.170

    など“ねんてんさん”の俳句論が織り込まれており、格好の俳句入門にもなっている

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著者プロフィール

1944年4月22日、愛媛県伊方町生まれ。
2023年6月、ブログ「窓と窓」を中心に晩節の言葉を磨く場として「窓の会」を結成、主宰する。俳諧・俳句のコレクション「柿衞文庫」の理事長。市立伊丹ミュージアム名誉館長。大阪府箕面市在住。

「2024年 『リスボンの窓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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