中国 異形のハイテク国家

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  • 毎日新聞出版
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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620326795

作品紹介・あらすじ

新型コロナ禍からいち早く立ち直った中国。ハイテク技術を武器に、世界の覇権を握ろうとしている国では何が起こっているのか…現地からのルポ。

感想・レビュー・書評

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  •  新聞連載の書籍化。主に描くのは、内では国民統制、外では世界支配を目論む中国当局の戦略、の類ではない。確かに序章と第2章では、当局による個人データ把握やそれを利用したコロナ禍対策を紹介する。しかしその後の章では、後押しや利用や介入といった当局の意向は確かにある中でも、企業自体の活力を取り上げる。著者が経済記者だからだろうか。むしろ、当局の強引な介入が民間主導の成長に水を差すとの記述もある。
     著者は後書きで、当初は書名のような、「当局と企業が一体となった異形の経済大国」を描くつもりだったが、取材するうちにその見方は徐々に変わっていったと述べる。にもかかわらずこの書名にしたのは売り上げのためか。
     華為については、近年の米からの制裁と同時に、民間企業として不利な環境からの成長、研究開発への投資、国内外企業を惹きつける5G技術。アリババについては、技術革新や新しいアイデア実用化の一方で、最近の当局とのあつれき。深圳を中心に発展してきたドローン産業に当局が介入することで米の警戒を呼ぶ現実。政府主導の開発都市計画については、貴安新区は順調なようだが、曹妃甸は鬼城化し、雄安新区はまだ不明。

  • 東2法経図・6F開架:302.22A/A31c//K

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