子供の詩の庭

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  • 毎日新聞出版 (2021年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784620327204

作品紹介・あらすじ

『宝島』のR・L・スティーヴンソンがのこした、子どもたちへの愛あふれる名作が、みずみずしい新訳でよみがえる。池澤父娘がおくる共訳詩集第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 『子供の詩の庭』読了。
    図書館で薬膳の本を返却した際に目につく場所に置いてあった。近づいてみると翻訳者が池澤夏樹だったので借りてみた。そして後で気がついたんだけど著者が『宝島』を書いたR.L.スティーブンソンだった。
    とても読みやすい詩集で、大人と子どもが読んでも楽しめる内容でした。
    最近、この『宝島』を元に作られたディズニー映画『トレジャー・プラネット』をまたいつか観たいな〜と思ってサントラを聴きまくっていた。このR.L.スティーブンソンがどんな人だったのか全くもって知らなかったんだけど、意外な一面を知った。そして池澤夏樹と春奈さんの翻訳がとてもよかった。
    およそ150年前の詩集だけれども、人の目から見る景色は今とは然程変わりがないんだなぁということに気づかされた。
    航海に出るってなんか憧れる。海に行きたいな〜、潮風に触れてみたい。どんな新しい世界が待ってるんだろうな。
    忘れていたことを思い出させてくれる、詩集でした。

    2022.5.8(1回目)

  • 「宝島」のロバート・ルイス・スティーヴンソンの詩集"A Child's Garden of Veres"「子供の詩の庭」池澤夏樹・春菜 父娘による共著。
    あとがきによると池澤夏樹さんが子供の頃に母親と読んだ詩、9篇を訳し、残りは春菜氏による訳。
    この詩集には船や航海をテーマにしたものが多く、子供の無邪気でおおらかな詩から、スコットランド人にとって海が身近なものであることやスコットランドの夏の昼の長さなどを感じることが出来る。
    マートル・シェルドンによる挿絵も繊細で美しく、ここで使用されている挿絵は1916年M.A.Donohue社(シカゴ版)に収録されたものとこと。
    この挿絵を見るだけでも楽しい。

    池澤春菜さんによる前書きも素晴らしい。
    これから始まる素敵な詩集に素敵な文章で誘ってくれます。
    夏樹氏のあとがきからはその両親、夏樹さん夫妻、そして春菜さんへのさり気ないファミリーストーリーを感じることが出来ました。
    同世代の女性として、多くの意味で豊かで、あたたかい家庭で大好きな本を好きなだけ読み、きっとしたいだけ好きな勉強を伸び伸びと出来たのだろうと想像出来、それがこの素敵なまえがきにあらわれているのですが、少し彼女のことが羨ましく思えました。
    実際のところは何も知らないけれど。

  • 装丁を含めて、子どものピュアさへの憧れとノスタルジーに満ち満ちている。

    自分でも訳したくなってきて、原文を拾ってきて訳してみて、答え合わせのように池澤親子訳に照らし合わせて楽しんだ。

    読み終えるまで(訳がうまくいったり、全然ニュアンスがわからなかったり)何日もかかってつかれたけど、得がたい経験になった。

    池澤夏樹さんのお母さまはこれを中学生のときに池澤さんにやっていたそう。

    絵本作家のキャビンカンパニーのお二人が、この本にたいそう影響を受けたとのことで、読んでみた。

    確かに近年のキャビンカンパニーさんの絵本のことばはドッシリと地に足がついていて、思索家、詩作家という言葉がふさわしいなと思う。それに魅力的な絵がついている。良いものにならないわけが無い。

    この本やキャビンカンパニーさんの近作のエッセンスを少しでも自分の創作に活かしたい!

  • わたしが帰る庭…とても懐かしく思った。最後の詩はとくに、心がきゅっとして目がうるんだ。

  • 優しい気持ちになれる詩集です。
    子供の頃はこんなふうに目に映る何もかもが冒険に見えたなあと思い出しました。
    装丁、挿絵がとても綺麗で、手に持っているだけで幸せな本です。
    今回は図書館で借りたけど、欲しいなぁ。

  • お部屋に涼しい日陰を作るため
    窓の日よけを閉めたって、
    それでもお日さまは小さな隙間から
    光の指をそっと入れてくる

    「夏のお日さま」の一節です。
    小さい頃の記憶を忘れているのか、さほど大した空想力のない子どもだったのか、正直あまり共感はできない詩ばかりでした。(1885年頃のスコットランドが背景ということもありますが……)

    でも、池澤親子の訳がやさしくて時々少しお茶目で「ああ自分にも(空想の世界で)何にでもなれる・どこにでも行ける時代があったのかも」と思いを馳せました。

    今回図書館で借りて読みましたが挿絵やレイアウトも素敵だったので、ふと子どもに戻りたくなった時にそっと開けるように、本棚に加えようかなと考えています。

  • ロバート・ルイス・スティーヴンソンさんという有名な?詩人さんの本とな。

    子どもの視点、というか、子どもの目線、というか、で書かれた詩で、不思議な話だったり独創的な発想だったり、どれもこれも子どもらしさみたいなのを感じられる。
    可愛くもあり、そう見えるんだーっていう独特感もあり、でもそれでいて現実的というか、夢は夢、現実は現実的を意外に分かってるんだな、みたいなのが多い印象でしたん。

    個人的には、
    「お日さまの旅」の話と「ぼくの家では」の話が、あ、そう考えるんだーって思わされて驚きでしたんฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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著者プロフィール

本名ロバート・ルイス・バルフォア・スティーヴンソン。1850年、スコットランド、エディンバラ生まれ。エディンバラ大学を卒業後、弁護士の資格を取得。結核の転地療養で各地を転々とする傍らエッセイや小説を執筆する。1894年、脳溢血により死去。代表作「宝島」(1883)や「ジーキル博士とハイド氏」(86)は世界各国で古典的名作として読み継がれている。

「2019年 『眺海の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロバート・ルイス・スティーヴンソンの作品

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