新宿をつくった男 戦後闇市の王・尾津喜之助と昭和裏面史

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  • 毎日新聞出版 (2024年12月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784620328218

作品紹介・あらすじ

戦後新宿の闇市でいち早く頭角を現し、「街の商工大臣」とも「東京のアル・カポネ」とも称された男、尾津喜之助。上野アメ横やニュー新橋ビルの元となるマーケット成立にも深く関与した〈テキヤの総帥〉の破天荒な生涯を、新世代ライターが描ききる渾身のノンフィクション!

みんなの感想まとめ

終戦直後の新宿の混沌とした状況を背景に、闇市を開いた尾津喜之助の物語が描かれています。彼は「街の商工大臣」とも称され、商人とヤクザの両面を持つ独特のキャラクターで、その行動力や目利き力には驚かされます...

感想・レビュー・書評

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  • 終戦後の混乱した新宿の街で、闇市を開いた尾津喜之助の物語。

    ヤクザと商人の顔を生き来する尾津の姿、
    当時の街並が生き生きと描かれています。

    当時の雑誌の記事のコピー
    「見よ!ゴロツキの街新宿を!」がすごい。

    闇市の帝王となった後、元の地主から撤退を迫られ、追いやられていくのですが、
    普段何気なく通っている、あの道この道の歴史が感じられて良かったです。

  • 戦後、新宿駅東口で開かれた闇市「新宿マーケット」。その創設者である尾津喜之助が本書の主人公。
    不法占拠の土地に作られた市であり、所有者からの明け渡し訴訟などもあったことから、残念ながらその隆盛の期間は長くはなかった。だが、わずか終戦5日後の1945年8月20日には、建築資材を集め、警察からの許可も取得した上でマーケットを開設しており、その行動力と目利き力には感嘆するほかない。

    新宿を「つくった」とまで言い切ることに抵抗はあるが、新宿の街づくりに多大な影響を与えたことは間違いなく事実であろう。なにより尾津喜之助のキャラクターが魅力的であり、戦後日本復興のアイコニックな存在であったのだろうと推察できる。

  •  終戦直後の新宿の闇市をつくった尾津喜之助を追う。

     闇市というと行政の関わらないところで突然発生したように思っていたが、この本を読むと戦前からのテキヤの流れで行われ、行政ともある程度話をつけていたことが分かる。商売人でありながら暴力と任侠を併せ持つテキヤという存在の面白さが見えてくる。
     たった数年で土地の持ち主が帰ってきてその地を追われたかと思えば、安保の要人警護を政府に頼まれる意外な事実も。歴史の影にはこういった狭間の人物がたくさんいたのだろう。
     最後の章では尾津やその家族と会った人々を訪ねる。もうすぐ聞けなくなってしまう貴重な証言もしっかり残されている。
     

  • 知らなかった戦後の新宿。闇市について。
    この時代の雰囲気を感じることができる。

  • 2025年1月読了。

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著者プロフィール

フリート 横田

文筆家。路地徘徊家。1979年生まれ。戦後~高度成長期の古老の昔話を求めて盛り場を徘徊。昭和や盛り場にまつわるコラムや連載記事を雑誌やウェブメディアに執筆、TV番組にも出演。著書に『東京ノスタルジック百景』『東京ヤミ市酒場』『昭和トワイライト百景』など。YouTubeチャンネル:路地裏の泥酔者

「2020年 『横丁の戦後史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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