ふたたび歩き出すとき 東京の台所

  • 毎日新聞出版 (2025年2月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784620328232

作品紹介・あらすじ

転居、転職、家族との関係の紡ぎ直し。誰にも人生の転機とリスタートがある。人は大小の喪失を経験し、それでも生きてゆく。ふたたび歩み始めた人々の姿を、台所という〈生活の楽屋〉を通して描くノンフィクション。『それでも食べて生きてゆく』に続く「東京の台所」シリーズ最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 台所を通して、そこに暮らす人を描き出す。著者が、シリーズとして出しているようだが、初めて読んだ。さまざまな理由で、暮らしを見つめ直した人たちを取材している。
    思っていたより、読んでいろいろ考えさせられた。

  • ちょっと重く感じたりもするけれど、人生とか生きるとかその人自身とかそういうことが詰まっている。
    一篇ずつは長くないのでポツポツ読めてよかった。

  • 台所というキーワードを持った、其々の人生を語る書籍だった。
    自分らしい生き方ができたらいいなぁ、と思った。
    自分の価値観を信じたいと思う。たとえそれがヘボヘボであっても。

  • 祈りのような本だと思いました。
    台所という場所が人生の楽屋だって言葉は面白い。泣きながら、歯を食いしばりながら、微笑みながら、誰かを思いながら、過去を振り返りながら、未来を想像しながら、人は台所に立っているのだと思います。
    それはとてもしんどい。生きるってとてもしんどい。みんなそれぞれ痛みを抱えながら、それでも生きてるんだなって当たり前みたいなことを感じさせる写真とインタビュー集でした。
    著者の物事の受け止め方にはあまり共感できないところもあったけど…

  • ふむ

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000076158

  • 大好きなシリーズ本・4作目。深く、尊い。垣間見れる台所からの生活描写。しみじみ面白い

  • 東2法経図・6F開架:596A/O17f//K

  • 東京の台所
    とても好きなWEBコンテンツだ。
    大平一枝さんの取材対象となる方への距離感が絶妙で以前より愛読している。

    『ふたたび歩き出すとき』というタイトルに、自分のこれからに不安をかかえている今、何か背中を押してくれる気づきがあるのではと期待して読んだ。
    人それぞれの台所を読んでいるうちに、不思議と自分も台所に立ちたい、ご飯を作って食べたいという気持ちがむくむくとわいてくる。そういう元気がもらえた。
    ありがとうございます。

    20250427

  • 台所の役割
    - 生活の中心としての台所: 台所は、料理を通じて家庭の営みを支える場所であり、食事の準備だけでなく、家族や友人とのコミュニケーションの場でもあります。
    - 個々の物語が反映される場所: 台所には、それぞれの人々の人生の物語が詰まっており、料理を作ることは自己表現の一形態であると強調されています。
    - 試行錯誤の重要性: 料理や台所での経験は、失敗や苦労を伴うものであり、それが学びや成長に繋がることが示されています。

    人間の営みと喪失
    - 喪失の普遍性: 誰もが何らかの喪失を経験しており、それが料理や台所にどのように影響を与えているかが掘り下げられています。
    - 生きていく力: 人は困難を乗り越えながら生き続けており、その過程で自分自身と向き合うことが不可欠であると述べられています。

    料理と家族の関係
    - 家族の絆を深める料理: 料理を通じて家族の絆が強まる様子が描かれており、特に親子の関係や、夫婦間の協力が重要視されています。
    - 役割の変化: 時代や状況に応じて、料理を担う人の役割や、家族の中での位置づけが変わることが議論されています。

    料理の実践とその意義
    - 日常的な料理の重要性: 食事の準備は、単なる栄養摂取に留まらず、心の安定や幸福感にも寄与することが強調されています。
    - 簡素さの美: シンプルな料理や、手軽さの中にも奥深い意味があるとされ、特別な技術や高級食材がなくても、愛情を込めた料理が価値を持つことが述べられています。

  • 2025/01/29リクエスト 1
    東京の台所シリーズが大好きで今回も楽しみにしていた。おしゃれに整えたキッチンではなく、台所、その写真が語りだしそうなほどで、どれも心にしみる。
    台所の今、台所の声
    というコラムの中の、
    台所作業は見えにくい小さな労働の連続だ、野菜を選り分け古いものから使う、牛乳パックを開いて乾かす、台所に立っていない間も献立を考えたり食材を補充したり…
    そこをわかってるからこそ、このような人が向こうに透けて見えるような温度のある写真が撮れるんだろうと思う。
    何がよかった、とうまく説明できないが、ぜひ読んでほしいです。
    このシリーズに私も応募したい。

  • もともと2作目の男と女の台所をたまたま手に取ったことから、大平さんの眼差しの優しい文章に惹かれてエッセイも含めて複数の作品を読んでいます。
    東京の台所の新作。今回は再び歩き出す時「リスタート」「再生」がテーマでした。過去に取材をした人にもう一度会うと状況が変わってたりする。
    特にコロナを経て、人々の考え方、生き方の潮目が変わったような気がします。それぞれの話にそれぞれの生き方が詰まっていて今回も胸を打たれる文章が多くありました。
    SNSでよく見るオシャレなキッチンではなく、その人の生活が溶け込んでいる台所の写真は取材を受けている人の写真は出てこないけれどその人の顔が浮かんでくるような気がします。
    紙の本で持っておきたい一冊です

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著者プロフィール

大平 一枝:作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・
こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビ
ニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠
文堂新光社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)ほか。
「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、金曜エッセイ「あ、それ忘れてました(汗)」
(北欧、暮らしの道具店)、「令和・かぞくの肖像」(OIL MAGAZINE)など連載多数。


「2021年 『ただしい暮らし、なんてなかった。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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