- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621050545
作品紹介・あらすじ
科学的トレーニングとは、単に筋力を強くしたり、血を増やすことではない。スポーツサイエンスは、精密な西洋の科学と、「周辺の知識」を取り入れた東洋の科学を巧みに使い分けた所に成立する。ハンマー投げの室伏、ゴルフの金井、F1の中嶋、プロ野球の長嶋、ボクシングの井岡など多くの選手を育成した著者は、その体験をおりまぜながら、肉体的な面を主体とした「トレーニング論」と、目的のために選手の頭脳を変容させる、精神的な要素を重視した「コーチ論」をここに展開する。
感想・レビュー・書評
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ちょっと古いけど、なかなか面白い。
スキルアップの具体的な手法は書いてないですが、
どういう考え方で運動能力をUPさせるか?という
ことについて書かれています。
室伏パパ、金井清一、長嶋茂雄のトレーニングコーチを務めたことがあるらしく、結構すごいですね。
結構昔の話が多いですが、その頃から単純な精神論ではなく、科学的かつ論理的にトレーニングすることが分かっていた方のようです。
野球とかは瞬発力が重要なスポーツなので、無意味に長距離を走るのではなく、ダッシュを繰り返すほうが有効。
ダッシュを繰り返すための基礎体力を作るならランニングは有効みたいな考え方です。
結構先進的というか、逆に今でもこの考え方に追いついていない指導者が多そうですね。
特にゴルフなんかは科学的とは程遠い感じがする…。
この本を読んでもスキルアップはしませんが、これからトレーニングをしようとしている方や指導者は基礎知識としてこういう本を読んでみるのもいいかと思います。
結構面白いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スポーツに科学的トレーニングを持ち込んだ第一人者、テクニックや理論を説いた本ではないが、文章に味がある