アイルランド問題とは何か イギリスとの闘争、そして和平へ (丸善ライブラリー)

  • 丸善 (2000年3月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (212ページ) / ISBN・EAN: 9784621053157

感想・レビュー・書評

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  • 本のタイトルがまさに知りたい問題だった。第三部の「北アイルランド問題の根源」が核心部分だろう。文章は分かり易かったが、状況が複雑で半分ほども理解出来なかったように思う。

  • イギリス人にアイルランド問題を質問すると、「それは複雑で説明するのが難しい」と言われることが多かった。そのため本書を手に取ったが、前述したイギリス人の言葉の中には「説明したくない」という気持ちと「本当に複雑だ」という意味が含まれていたのではないかと思った。
    しかし本書を読んで、数世紀前だけでなくこの100年の間にも北アイルランドで信じられないほど残酷な事件が相次いで起こっていることを知り、驚いた。イギリスとアイルランドを見る目が読後に変わった。本書は3部構成になっているが、第3部が全体像を俯瞰でき最初に読んでも良いと思う。第1部、第2部ではIRAの歴史、これまでに関与してきた重要な人物像などの詳細が学べる。アイルランド問題を1から学びたい人には入門書になると感じた。

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著者プロフィール

1960年 東京大学英文科卒業 
    現在、法政大学名誉教授
’81-82年 英国ケンブリッジ大学留学
’90-91年 英国ケンブリッジ大学留学
’96-97年 アイルランドのダブリン大学近代史学科留学
著訳書に『アイルランド建国の英雄たち 1916年復活祭蜂起を中心に』(彩流社、2003年)、『図説アイルランドの歴史』(リチャード・キレーン著、鈴木 良平訳、彩流社、2000年)、『アイルランド問題とは何か イギリスとの闘争、そして和平へ 丸善ライブラリー315』(丸善(丸善ライブラリー)、2000年)、『現代の文学批評 理論と実践』(ラマーン・セルデン著、鈴木 良平訳、彩流社、1994年)、『ジョイスの世界 増補版 モダニズム文学の解読』(彩流社、1992年)、『IRA 新増補版 アイルランド共和国軍』(彩流社、1991年→「第4版増補版」1999年)などがある。

「2003年 『アイルランド建国の英雄たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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