ウェブらしさを考える本 (丸善ライブラリー 381 情報研シリーズ 15)
- 丸善出版 (2012年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621053812
作品紹介・あらすじ
ウェブはティム・バーナーズ=リーというひとりの人物によってつくられました。それから二〇余年を経た現在、ウェブ以前にはなかった新しい価値観やルールが現実世界に大きな影響を与えています。メディアとして、コミュニケーション・ツールとして、ウェブは本質的にどのような特徴を持っているのか。そして、私たちはそれをどのように使いこなすことができるのか。さまざまな角度から「ウェブらしさ」を考えます。
感想・レビュー・書評
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ウェブらしさとは何なのか、
これほど日々の生活にウェブが浸透して、
いま考えられるウェブらしさを紹介しています
オープンであること
評価は他人が決めること
できるだけのことをやること
不具合があれば後からなおすこと
原因のまえに結果があること
ウェブの良さをとても感じました
(もしかすると、これらのことを許せないひとも
けっこうたくさんいるかもしれません)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
CiNiiが使用しているサーバは30-40台。
GoogleはWebページの評価基準をコンテンツの内容でなくリンクの構造に求めた。
Webが単なる情報の集積ではなく、巨大なDBとなった。
無限ともいえる情報量を持つWebの中でほぼ唯一の希少資源が人間のアテンション。 -
* 判型は、新書と同じ。
* 読みやすかった。
* 出版社のウェブサイトで全文が読める(p.185)。http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/webrashisa/
* ティム・バーナーズ=リーにとても敬意を払っているように感じた。
* CiNiiサーバの写真が掲載されていた(p.13)。
* ブログについても言及がある(p.92)。
* > ツールの使い方はあとから決まる(p.35)
* > ウェブのやり方というのは、事前に入念な計画を練ってその通りにシステムをつくるのではなく、とにかく提供してみて相手の反応を見ながら変えていくほうがうまくいくようだということが理解できます(p.171)
* 「ウェブらしさ」の条件(p.174-180)
* オープンさ
* 他人にゆだねる(評価は他人が決める)
* 時間にゆだねる(評価はあとで決まる)
* つながりを重視(情報のリンク・人々のネットワーク)
* ベストエフォート(完璧でなくとも最大限の努力をする) -
学術情報ウェブサービス研修のために紙媒体版を入手。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:007.3//O64
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ワークショップ「つながりをたどる」:図書館のおすすめ本
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勉強になりました。
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国立情報学研究所准教授著、国立情報学研究所監修と聞くと、また統計情報を集めただけの資料かと思われるが、表紙のデザインが官製っぽくなかったので読んでみた。
目新しい内容では無いが、うまくまとめられており、読みやすかった。 -
2012/10/04読了。研修での参考図書。
なるほど、と腑に落ちる内容。書き口もやさしく、とても分かりやすかった。 -
ウェブらしさとは。オープンさ、評価は他人が決める、評価は後で決まる、つながりを重視、ベストエフォート。あまりにも透明な関係性を求められる「ソーシャル社会」。これが何を目指しているのか、どうなっていくのか、結局は後から評価されるしかない、というのがまさにウェブの世界。