環境問題の数理科学入門

  • 丸善出版 (2010年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (299ページ) / ISBN・EAN: 9784621061695

感想・レビュー・書評

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  • 環境問題を数学の視点からとらえなおすことができました。

  • 環境問題に関する書籍は定性的な議論に終始することが多い。それが悪いというわけではないのだが、これでは現象の一側面しか見られない。環境問題は現実に起こっている現象であるから、定量的な理解が必要だ。
    この本には環境問題に関連した演習問題が多く収録されている。例題を筆者が詳しく解説する。各例題には関連する演習問題が付属している。この手の教科書にありがちなことに、演習の詳細な解答は載っていない。調べた限りネットにもない。これを不親切だと思うか、親切心だと思うかは各人の判断による。問題のほとんどは大学教養レベルの「道具」で解けるが、なかにはずいぶん骨のある問題もある。
    環境問題が社会問題として一般化している一方で、学問の性質故、専門家以外の人にはどんどんブラックボックス化している気がする。それを補う目的の書籍は多く世に出ているが、定性的なお話では「分かった気になる」だけになりやすい。
    自分の手を動かして確かめてみる、という行為によって理解はより深まる。これがまさに「科学的」な姿勢なのである。
    環境問題の正しい知識の理解を深めるのに良質の教科書であると思う。

  • 一通りさらっと目を通しただけですが,改めて熟読したい1冊です.環境問題の現象を捉える上で,極めて大局的にモノの見方を養うことができます.

    環境は科学なのか?という命題を投げかける人が多くいるように思いますが,それは政策課題との結びつきを強め過ぎているからではないかと思います.まずは,客観的な姿勢で,どんな現象が起こっているのかを観察し,解析することが何よりも重要だと思います.

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著者プロフィール

(こぬま・みちじ)専門は物理学・科学史・科学と社会、慶應義塾大学名誉教授。『湯川秀樹の戦争と平和』(岩波書店)、共著『エネルギーを考える』(作品社)など。

「2025年 『核と原子力の非人間性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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