[ 内容 ]
<1>
本書で著者は、ガロアが生きた時代背景とその生涯を、数学的背景まで含めて史料に忠実に解説している。
著者のみずみずしい感性とゆったりとした筆致によって綴られた本書を通して、読者はガロアの時代とその数学を深く味わうことができるだろう。
<2>
有名なガロアの主著をフランス語原文から翻訳し、読者がガロア自身の論文をなるべく原文に近い形で理解できるよう、現代数学と歴史的経緯の2つの側面から解き明かす―。
90歳を超えてなお現役であり続ける著者は、この前例のない新しい試みに取り組み、『ガロアの時代ガロアの数学』第二部数学篇として完結させた。
著者の学問に対する真摯な姿勢と、これから数学を学ぼうとする全ての世代への暖かい眼差しが、読者をガロア理論の世界へといざなう、珠玉の名篇である。
[ 目次 ]
<1>
第1章 時代的背景 政治史から(太陽王の時代;光の世紀、フランス革命 ほか)
第2章 時代的背景 数学史から(「原理」と「原論」;「原論」とギリシアの幾何学 ほか)
第3章 生涯(生涯の展望;文献 ほか)
第4章 ガロアの書き遺したものから(ガロアの書き遺したもの;著作表)
<2>
第1章 19世紀以降の数学の発展から(フーリエとヤコービ;熱伝導の理論、偏微分方程式;線形性 ほか)
第2章 ガロアの理論(群再訪;可換群、置換群;有限群、位数 ほか)
第3章 ガロアの主著(方程式が根号で解けるための条件についての論文;原理;命題1定理 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]