ある数学者の生涯と弁明 (シュプリンガ-数学クラブ)

  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621065457

感想・レビュー・書評

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  • 20世紀を代表する数学者ハーディは、同じく数学者のリトルウッドとともに、数学的な業績を多数生み出したことで知られている。また、インドにいたラマヌジャンの才能を見出したことでも有名であり、映画にもなっている。この本は、無神論者であったハーディの数学に対する認識が述べられている他、スノーによるハーディとの思い出も収録されており、数学を通して、純粋な学問に対する彼らの哲学を教えてくれる一冊である。
    (選定年度:2024~)

  • 映画「奇蹟がくれた数式」を見たので,そのつながりで本棚に眠っていたこの本を読む.
    数学者ハーディが晩年になって,数学と数学者にかんする「弁明」をしたもの.ハーディの貴族的な視点がとてもよくわかる.共感を呼ぶかは別だが.
    「弁明」は前半の60ページほど.残りはスノウの「ハーディの思い出」.トリニティカレッジのフェローとして学者の栄光をある意味極めたハーディの晩年の姿が痛ましい.これによれば,第一次世界大戦中のラッセルとの関係を書いた未出版の原稿があるらしい.読んで見たいものだ.

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