経済の倫理学 現代社会の倫理を考える〈8〉

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  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621070949

作品紹介・あらすじ

現代では、経済学の支配的なパラダイムに象徴されるように、経済を倫理学的に捉えるという観点が消えうせ、倫理なき経済の論理が一人歩きしている…。それに対し、「社会的存在としての人間の間での共存の規範・原理を考究する学問」(広辞苑)という意味での倫理学が経済の考察にも導入されなければならない。しかしまた、今日の経済危機の中で「経済の倫理学」を構想するためには、政策論や公共哲学とも密接に関連しなければ無力である。本書は、まさにこのような関心から出発しつつ、経済の倫理学を展開する試みである。

著者プロフィール

東京大学名誉教授。1949年生まれ。一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科を経て、1982年ミュンヘン大学にて哲学博士号を取得。1988年4月から1993年3月まで東京大学教養学部助教授、1993年4月から2013年3月まで同教授および1996年4月以降東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。2013年星槎大学教授、2019年から2023年まで同学長。
主な著書に、『ヨーロッパ社会思想史』(東京大学出版会、1992年)、『公共哲学とは何か』(ちくま新書、2004年)、『グローカル公共哲学』(東京大学出版会2008年)、『社会とどうかかわるか』(岩波ジュニア新書、2008年)、『社会思想史を学ぶ』(ちくま新書、2009年)、『公共哲学からの応答』(筑摩書房、2011年)、『教養教育と統合知』(編著、東京大学出版会、2018年)などがある。

「2024年 『ヨーロッパ社会思想史 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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