わかりやすい量子力学入門: 原子の世界の謎を解く

  • 丸善出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621073469

作品紹介・あらすじ

人気のインターネットセミナーを単行本化。原子・分子といった極微の世界(ミクロの世界)を支配する重要な理論でありながら、なかなかわかりにくい量子力学を、平易な言葉で解説する入門書。量子力学が必要になった理由から順を追って学ぶことで、真の理解を促す。難しい式なしに物理的意味を言葉で解説する一方、より深く学びたい人へ節を分けてくわしく解説する。各章ごとに「まとめ」と演習問題をおき、確実な理解を図る。

感想・レビュー・書評

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  • 量子力学の基礎を歴史的背景から丁寧に説明している良い本でした。特に実験なども丁寧に解説されているので、じっくり読むのに良い本だと思います。繰り返し読んでみたい本です。

    個人的には、5章、シュレーディンガー方程式の考え方(P.120)のあたりの説明がわかりやすく良かった。波動関数をsinやcosの実関数としておくと、A∂Ψ/∂t=∂^2Ψ/∂x^2、という形式の波動方程式を満たせないので(sinは1回微分するとcosになり2回微分でsinになるから)、波動関数としてcos+isinという複素数の関数を仮定する、との説明です。確かにそうですね。以前からシュレーディンガー方程式に虚数(i)が出てくるのが不思議でしたが、こう考えるとわかりやすいですね。しかしながら、自然界の基本方程式に虚数がでてくるのは面白いと思います。

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