- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621075654
作品紹介・あらすじ
本書は、技術英文の翻訳実務に携わっている方々にとって、大変に役立つ本です。構成からメリハリの付け方や箇条書きの使い方、操作手順の書き方などまで、テクニカル文書の書き方の原則が自然に学べる。著者の長年の翻訳経験に基づいて作り上げた、わずか27コード(チェックポイント)からなる簡便な評価システムが解説され、そのそれぞれについて、どうすれば、チェックポイントをクリアできるのかについて、簡潔に説明されている。練習問題とその解答もついているので、丹念に解答してみることで、翻訳で起こしてしまいがちなミスを防ぐ力が自然についてくる。
感想・レビュー・書評
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和文英訳で注意すべき点、翻訳されたもののチェックポイントがコンパクトにまとめられている。
チェックポイントを分類しまとめた表があるので、翻訳文のチェックの際に確認したり指摘したりするのに便利。
和文英訳の最大の問題は往々にして、和文原文の内容にあったりするものだが、その和文原稿の問題を解決する作成についても記載されている。
私にとって、救いの書だった。長年、非論理的な構成、記述の和文原稿と、????な英訳文を目にしてきて、自分のテクニカルライティングや技術英文の考えが間違っているの?ぐらいに思うように至っていたが、この本を読み通し、練習問題を解き、正解することにより、自分は正しかったのだと思えたから。
この本を一冊読んだからと言って、即、完璧な技術英文を書けるようになり、チェックができるようになるわけではない。しかし、その取っ掛かりになる。また、すでに技術英文翻訳を身につけたものにとっては、確認や、訂正指摘の根拠として使える。
例文として技術英文以外の一般的な英文が使われているが、それは理解しやすい例文のためだろう。例文が不適切だから、本書の主張はおかしいという人は、技術英文を勉強しなおした方がいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示