水の世界地図

  • 丸善出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621076446

作品紹介・あらすじ

自然の恵みである水は、無限ではなく、世界を見渡せば、豊かな資源でもありません。世界中には、簡単には安全な真水(淡水)を手に入れることができない人々がいること、一方で水は、飲料・家庭用以上に、世界中で農業・工業・発電などに莫大に使われていること、自然=水の周辺を造り替えようとしてきたことの結果、私たちに必須であるこの資源をめぐっての争いなど、自然界の水、私たち人間の営みに密接に結びついている水の現状を、さまざまな角度から、世界地図の上で見ることができます。私たちの貴重な資源・環境問題を考えることができる世界地図です。

感想・レビュー・書評

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  • 沖大幹監訳。
    水文学とか水ビジネスって何ぞやって思って読んでみた。
    水問題ってえぐいね。

    -my bookdarts-
    世界の水のわずか2.5%が淡水である。このうちの3分の2以上を人間は利用できない。

    10億人以上の人が依然として信頼できる水源を容易には利用できない

    汚水は年間170万人の死因となっている。これは、乗客の9割が子供であるジャンボジェット機10機が毎日衝突しているのに相当する。

    ダムやパイプラインの計画的破壊や飲用水の汚染は、政府とテロリストによって、軍隊相手にも市民相手にも同じように用いられてきた手段である。

    将来、世界の水問題がどちらに転ぶかはわからない。シナリオはいろいろであり、地域間、国家間、国際間の政策と行動次第である。

  • Part7「表」

    この文章が、本書の中でもっとも重要な事項かも^^;
     
    数値に対する、強迫的な信頼。
    計量化出来ない世界を、
    計量化したように見せかける。
    バーチャルな世界への信頼。

    データとは?情報とは?

    「データは使われるためにそこにあるのだ。
     重要な事は、慎重に資料を使うこと」

  • 水をいろいろな角度から見えるように表したこの水の地図は実にショッキングだ。地球には多くの問題が山積しているけど、水の問題ははもっと多くの人たちに共有されてもいいのではないか? 日本に住むとこのあたりが惚けてしまうのだろうなあ。

  • じっくりよみませんでしたが、わかりやすかったです。
    不都合な真実を読んだ後であるため、図解が頭に入りやすかったし、
    「地球の水が危ない」を読んでいたので、地球の水の問題がなんとな〜く頭に入っていたので、
    なおさら理解力を挙げたのだと思います。

  • 水と戦車を交換する国もある・・・など、びっくりするような話がたくさん載っています。

  • 分類=環境問題・水資源。06年1月。

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