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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784621082331
作品紹介・あらすじ
「他人に迷惑をかけない限り何をしてもいい権利」(自己決定権)によって個人の権利が守られている。しかしポルノグラフィー、代理母、自殺等に関して、個人が他人に迷惑をかけないとしても、社会の側が干渉したり、個人の自己決定権を制限してくるのは何故か。また、親が子どもを守るということは、子どもの自己決定権を認めることか否か。例えば子どもは何歳になったら親に内証で人工妊娠中絶をしてもよいのだろうか。新しい学問領域である「応用倫理学」がそれらの問いに解法を提示する。
感想・レビュー・書評
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・自由主義の原則は自己決定権を持つ大人と、持たない子どもとの厳格な権利上の区別を前提にしている。
・その核心は「判断能力のある成人には自己決定権がある」という原則。
・他者危害の可能性の存在のみが公共機関による個人への干渉を正当化する唯一の理由。
これらの前提が忘れ去られたような議論が多いという点に納得。
前半は興味深く読めたが、後半の印象があまり無い・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示
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