47都道府県・妖怪伝承百科

飯倉義之 香川雅信 小松和彦 常光徹

• 丸善出版 (2017年9月27日発売)

作品紹介・あらすじ

民俗学から見た「妖怪」という視点は（妖怪＝（１）史実から発生したもの、あるいは（２）風や音などの自然現象に名前が付けられ「実体」を得たもの）である。また単なる畏怖の対象が、近世の都市化につれて身近でどこか可愛げのある妖怪へと変貌していったという変遷を持つ。本書ではまず、第１部で民俗学的な位置について説明し、歴史的な変遷や妖怪を語るには不可欠な要素（時間と場所）を解説後、第２部で各地の特徴的な妖怪を紹介し、地域的な背景までを紹介する。

感想・レビュー・書評

[さぼさんの感想 · 2021年1月16日]

児童書を思わせるようなポップな表紙だが、各項目の説明の文量と参考文献は充実していた。
索引も使い勝手が良さそうで、予想に反して質実剛健な印象の一冊だった。

[大阪樟蔭女子大学図書館 企画展示さんの感想 · 2025年9月19日]

大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/657588

[大手前学園 大阪大手前図書館さんの感想 · 2025年3月11日]

＜閲覧スタッフより＞

『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみのイッタンモメンやコナキジジなどの妖怪が、伝承されてきた場所や背景とともに紹介されています。
また全国の都道府県の様々な妖怪について、地域の特徴や伝承とともに知ることができます。大阪府では茨木童子や葛葉狐などが登場します。
あなたの気になる妖怪や地域から調べてみませんか。
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所在記号:388.1||ヨン
資料番号:10241792
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[mickeymegujさんの感想 · 2024年10月21日]

目次

第Ⅰ部　概説
　　　　１．妖怪とは何か
　　　　２．妖怪の歴史
　　　　３．妖怪出現の時間と場所
　　　　４．妖怪研究の歴史と現在

第Ⅱ部　都道府県別　妖怪伝承とその特色

章別・都道府県別参考文献リスト

[九州産業大学・造形短期大学部 図書館さんの感想 · 2023年7月5日]

九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC）へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1274997

[國學院大學さんの感想 · 2022年1月14日]

常光 徹 氏(監修)：國學院大學文学部文学科卒業。

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2021年7月12日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/684730

[大手前大学・大手前短期大学 メディアライブラリーCELLさんの感想 · 2019年1月25日]

＜閲覧スタッフより＞

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所在記号:388.1/ヨン
資料番号:10241792
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[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2017年10月4日]

怖い本ですねぇ、、、(日本の政治家より怖くないとツッコミ入ったりして)

丸善出版のPR
地域の自然現象や史実から生み出された特徴的な妖怪たちを、民俗学的視点から都道府県の切り口で紹介しています。畏怖、あるいはユーモラスで不思議、非日常的な存在でありながら、どこか身近でもあるような妖怪たちの魅力とエピソードを知ることができます。 都道府県別に紹介される各地の妖怪を拾い読みする事もできますし、民間伝承や民俗社会における妖怪に関心のある方々にとって興味深い１冊ともなっています。
http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/9784621301586.html

著者プロフィール

千葉県生まれ。國學院大學文学部准教授。専攻は現代民俗論、都市民俗論。共著に『妖怪・憑依・擬人化の文化史』（笠間書院）、『異人論とは何か』（ミネルヴァ書房）、『ライトノベル・スタディーズ』（青弓社）、編著に『ニッポンの河童の正体』（新人物往来社）など。

「2016年 『怪異を魅せる』 で使われていた紹介文から引用しています。」