いまを生きるための倫理学 (いまを生きるためのシリーズ)

  • 丸善出版 (2019年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (338ページ) / ISBN・EAN: 9784621304419

作品紹介・あらすじ

【現代をどう生きればいいのか?――倫理学の知見から現代人の悩みに答えるための判断基準を提供してくれる1テーマ見開き完結の回答集】「今までの常識が崩された? 何でもありなのか?」――現代社会ほど倫理やモラルが問われている時代はない。そのような状況において、現代人の心の中には今までの生き方やモラルを問い直そうとする気運も生まれてきている。本書は、生命、環境、教育から、家族に至るまで、現代人が直面しうるさまざまなトピックを論題に立て、哲学の一分野であり道徳哲学とも呼ばれる「倫理学」の知見をもとに、物事の行動規範となる道徳的な評価を提示する。見開き2ページで、各テーマに精通する専門家が平易に解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の尊厳と倫理的価値の尊重

    自己決定権の重要性 - 人が自らの生死を含め、人生の重要な選択を自己決定する権利の重要性が強調されている​

    科学技術のリスク管理 - 現代の科学技術の進歩には、倫理的リスク評価と慎重な管理が必要であること​

    企業の道徳的責任 - 企業の人格性や社会的責任が問われ、単なる利益追求のために人間性を犠牲にしてはならない​

    医療倫理と安楽死 - 安楽死や終末期医療における「自己決定」と「医療従事者の役割」のバランス​

    死の定義と脳死の問題 - 脳死の基準と死の倫理的・医学的な捉え方の曖昧さについて​

    生物多様性と遺伝子組み換え技術 - 遺伝子組み換え作物の安全性評価と多様性保護の必要性​

    プライバシーと個人の尊厳 - 個人情報保護とプライバシー権の保護の必要性​

    平等と公正な医療アクセス - 医療資源の分配における平等性と公正性の確保​

    環境倫理と持続可能性 - 環境保護と人間の生存権とのバランス​

    自己決定と社会的制約 - 自己決定が社会的背景や制約の中でどこまで有効か​

    死生観と存在の意味 - 死の哲学的意味と生命の本質に関する考察​

    ジェンダー平等 - 社会的役割分担におけるジェンダー平等の促進​

    道徳的行為の基準 - 行為の道徳性の基準としての「最大多数の幸福」原則​

    医療技術の進歩と倫理的制限 - 技術的進歩に伴う倫理的制約の必要性​

    社会的弱者の保護 - 社会的弱者の権利保護と支援の重要性​

    倫理的多様性の尊重 - 異なる文化的・宗教的背景を持つ人々の価値観の尊重​

    科学的エビデンスの限界 - 科学的根拠の不完全さと予防原則の必要性​

    民主主義とポピュリズム - 民主主義の理想とポピュリズムのリスク​

    人間の手段化の危険性 - 他者を「手段」としてのみ扱うことの非倫理性​

    教育と倫理の関係 - 倫理教育の重要性と次世代への価値観の伝承

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著者プロフィール

富山大学名誉教授。1948年千葉市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。研究テーマは実存倫理学、応用倫理学。著書『終末期医療を考えるために 検証:オランダの安楽死から』(丸善)、監修:『安楽死法:ベネルクス3国の比較と資料』(東信堂)、共編著:『生殖医療』『看護学生のための医療倫理』『医学生のための生命倫理』『理系のための科学技術者倫理』(以上、丸善出版)、『新版増補・生命倫理事典』(太陽出版)、『生殖医療と生命倫理』(太陽出版)、共訳書:クヴァンテ『ドイツ医療倫理学の最前線』(リベルタス出版)、『ハンス・ヨナス「回想記」』(東信堂) 、ヤスパース『真理について4』(理想社)他。



「2017年 『人受精胚と人間の尊厳―診断と研究利用―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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