AIの倫理学

  • 丸善出版
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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621305881

作品紹介・あらすじ

【AIが現代社会に及ぼすインパクトを倫理学の視点から考察する教養書】情報倫理に関してはこれまでいくつもの書籍が刊行されてきたが、「AI倫理」は近年あらためて文系理系を問わず、またアカデミアの内外を問わず、各方面で議論が盛り上がり、ここ数年書籍も刊行されるようになってきたホットな分野である。が、現在刊行されている類書は、いずれも読者の知的関心に応えられていない――本書は、その現状を受けて、「①AIおよびAIの倫理に関して包括的・啓発的でコンパクト、しかも予備知識なしで一つひとつ疑問を解いていく内容構成」「②技術的、哲学的、実践的側面がバランスよく記述されAIやAI社会のデザインを開かれた形で最終的には人間中心なものとして発展させるためのアイデアを提案」という類書にはない特色を有する「AI倫理」の決定版と言える書。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50225032

  • 技術が先に行き過ぎると、あとからこの手の倫理や法律を考えることになる。それがどれだけ大変なことか。

  • 技術の哲学の第一人者がによる、AIにまつわる倫理的課題に関する概説書。非常にコンパクトにさまざまなトピックが整理されており、読書負荷もそれほど高くないので是非データサイエンスに関わる人は読む価値あり。
    データセットの偏りによる差別構造の再生産や、自動運転版トロッコ問題などAI倫理の有名な例の紹介だけにとどまらず、物語論や徳倫理学など、人文的な思考ツールで問題を紐解いていく内容だが、それを専門としていない人間にもスッと入ってくる内容なので、気軽な教養のつもりで頭に入れておくことで、責任あるデータサイエンティストとしての一歩目になるのではないだろうか。
    逆に本書の述べるようなAI倫理に無関心にデータサイエンスに関わる人々が恐ろしくなってくる。

  • 私のようなものにいただきました。ありがとうございますありがとうございます。

  • AIの倫理学
    原書名 AI Ethics
    著者名 Mark Coeckelbergh
    訳者名 直江清隆[訳者代表]
    発行元 丸善出版
    発行年月日 2020年12月
    判型 四六 188×128
    ページ数 208
    ISBN 978-4-621-30588-1
    Cコード 1012
    NDCコード 151
    ジャンル 電子・情報工学 > 情報・コンピュータ
         人文科学 > 倫理学 > 応用倫理

    ●AIを過大視する見方や悪夢のシナリオを乗り超え、具体的に人工知能がもたらす様々な倫理的疑問に対して一つひとつ丁寧に回答、受け入れ可能な統合的な見方を提示
    ●技術的、哲学的、実践的側面がバランスよく記述され、AIやAI社会のデザインを開かれた形で人間中心なものとして発展させるためのアイデアを提案
    https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b304022.html

    【メモランダム】
    ・原書。
    https://mitpress.mit.edu/books/ai-ethics


    【目次】
    第1章 鏡よ、鏡・・・・・・
        AIに対する過大視や怖れ:鏡よ、鏡、私たちの中で最も賢いのはだれ?
        AIがもたらす現実の広範な影響
        倫理的問題や社会的問題を論じる必要性
        この本について

    第2章 スーパーインテリジェンス、モンスター、そしてAI黙示録
        スーパーインテリジェンスとトランスヒューマニズム
        フランケンシュタインの新たなモンスター
        超越とAI黙示録
        競争のナラティヴやAIに対する過大視をいかにして超えるか

    第3章  すべては人間のこと
        汎用AIは可能だろうか? 人間と機械のあいだに本質的な違いはあるのだろうか?
        近代、(ポスト)ヒューマニズム、ポスト現象学

    第4章 ただの機械?
        AIの道徳的地位を問う。道徳的行為者性と道徳的被行為者性
        道徳的行為者性
        道徳的被行為者性
        もっと実践的・倫理的な問題へ

    第5章 AIという技術
        人工知能とは何か
        さまざまなアプローチと下位分野
        応用とインパクト

    第6章 データおよびデータサイエンスをお忘れなく
        機械学習
        データサイエンス
        さまざまな応用

    第7章 プライバシーやいつも挙げられるその他の問題
        プライバシーとデータ保護
        操作、搾取、脆弱な立場にあるユーザー
        フェイクニュース、全体主義の危険、人間関係への影響
        安全とセキュリティ

    第8章  責任能力を欠いた機械と説明不能な意思決定
        どのように道徳的責任を帰属させることができるか、させるべきか?
        透明性と説明能力

    第9章 バイアスと人生の意味
        バイアス
        労働の未来と人生の意味

    第10章 政策提言
        すべきことは何か、そして、他に政策立案者はどのような問いに答えねばならないのか
        さまざまな倫理原則と正当化
        技術的解決、手法と操作可能化の問題

    第11章 政策立案者にとっての挑戦
        先行的な倫理:責任あるイノベーションと設計における価値の埋め込み
        実践志向とボトムアップ:実践するためには、それをどう読みかえたらよいのか
        前向きの倫理のために
        学際性と超域性
        AIの冬というリスクと思慮を欠いたAI使用の危険性

    第12章 気候こそが重要なのだ、愚か者! 私たちの優先度、人新世、イーロン・マスクの宇宙の車
        AIの倫理は人間中心的であるべきか?
        私たちが何を優先すべきかを正しく判断すること
        AI、気候変動、人新世
        新しい宇宙ブームとプラトニックな誘惑
        地球への帰還:持続可能性をもったAIに向けて
        求む:知能と知恵

    日本の読者のための読書案内
    訳者あとがき
    参考文献

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