恋愛のディスクール・断章

  • みすず書房
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本棚登録 : 364
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622004820

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションにおける「不公平」を甘受する者、返事がなくともなお、気軽にやさしく語りつづける者がいれば、そうした者には大変な自制心が、「母親」のものである自制心が、そわなっていることになるであろう p241 手紙

  • おもしろかった。断章なので、合間合間にちょこちょこ読んで物思いに耽るのに最適。だけれど、封じていた痛い記憶が蘇ってしまうのが玉に瑕。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ラカン、禅などなど数多のテクストからの引用を繋ぎ合わせて、自身の経験も絡ませて、恋愛のディスクールを仕立てるバルトがとてもいじらしくて切ない。恋愛のフィギュール自体は独りよがりで滑稽なものだというのに、こんな可憐で狂おしく愛おしいディスクールにこつこつとしたためてくれてありがとうバルトさん。これからもちょこちょこつまみ読みしたい一冊。

  • 「恋の対象とはいつでも不在なのではないか」と問いている。

  • 難しかった。あまりに抽象的、散文的すぎる。。

  • 恋をして苦さに身を焦がしている時にはクールダウンに。
    恋をしていない時には恋をしたくなる、そんな本です。

  • 神本。

  • 面白かったです。バルトのフィクションへのスタンスやそれ自体をフィクションのスタイルにしてあるのがいいです。

  • 恋に悩んでいたとき、恩師から譲り受けました。
    まだ若かった頃の恩師とともに雨に濡れ、味のある風合いになったこの本は、わたしの生まれる前に出版されたものでした。


    わたしにとって、これは恋愛の教科書。
    きれいごと一切なし!
    バルトは比較的あたらしいので、うなずけることばは多いはず。
    片想い中に読むと死にたくなります。

  •  恋愛論ではなくて、言語の話です。難しくてよくわからないところも多いけれど、わかるところだけ読んでも面白い。誰かを好きになったことのあるひとには、きっと響くところがあるでしょう。
     素敵な言葉が多すぎて、全文をいちいち引用したくなる(笑)

  • 言葉の学問。もともと恋愛はフランスのアキテーヌ公が開発したものに過ぎない。
    であるから、想起させる言葉を雑多に集めることが、理解への早道なのだ。
    そこに描かれる項目と解説は、確かに私達の奥底に蠢く何かを鷲掴みにする。

    今、行方不明で捜索中。

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著者プロフィール

1915年、シェルブールに生まれる。1980年、パリにて没する。哲学者、記号学者、批評家。主な著作に、『零度のエクリチュール』(1953年。みすず書房、2008年)、『モードの体系』(1967年。みすず書房、1972年)、『S / Z』(1970年。みすず書房、1973年)、『ロラン・バルトによるロラン・バルト』(1975年。みすず書房、2018年)、『恋愛のディスクール・断章』(1977年。みすず書房、2020年)、『明るい部屋――写真についての覚書』(1980年。みすず書房、1985年)などがある。

「2021年 『恋愛のディスクール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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