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Amazon.co.jp ・本 (310ページ) / ISBN・EAN: 9784622006329
感想・レビュー・書評
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単行本で。文庫はII〜Ⅲ部がカットされて半分に。時代背景を知るにはそこ(経歴と日記)が肝なのに。作者の結核罹患、女性が学び働くこと、兼業で島へ通うこと(まだ邑久長島大橋は無い)、確立前の治療法や衛生環境、患者の多さ、社会の理解、ハンセン病と精神疾患の関連等。隔離は当時の限界だったのか。
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『生きがいについて』の続編というべき論考と、ハンセン病や愛生園に関する文章、さらにストア派の人生論ともいうべき「ケベースの絵馬」の訳業を収めています。
『生きがいについて』では、愛生園での著者自身の体験などを紹介しながら、人間がさまざまな局面で「生きがい」とどのようにかかわるのかということが論じられました。本書ではそこからさらに進んで、死、生命、宗教といった、人間を超えるものと人間とのかかわりから、「生きがい」の問題が再考されています。
著者自身の人生観がよりストレートに語られており、感銘を受けました。
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著者プロフィール
神谷美恵子の作品
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