ひき裂かれた自己―分裂病と分裂病質の実存的研究

  • みすず書房
3.71
  • (12)
  • (17)
  • (21)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 218
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622023425

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 思想というよりも、臨床心理学の名著。今ではすっかり内容が古くなってしまっていますが、「実存主義的」アプローチが私には大変面白かった。フロイトやユングより、レインの考察の方に親しみを感じていたのでした。

  • 分裂病質をみごとに分析。非常におもしろい。精神医学の本にしては読みやすい。

  • 庵野秀明氏が影響を受けたとされる本。他者への理解という曖昧なものを科学的に観察・分析。

  • 精神
    病気

  • アイデンティティを失った者の防衛機制としての分裂病について。ニセの自己の創出から、ニセモノ間の正負の対話まで、空っぽの自己をいかに守るかを実際の症例をもとにかなりの精度(私には正当に思える。)で解釈を行っている。
    フロイトの理論を用いず、実地を元にしたもっと現実的で、自然な解釈を行っており、共感を持てた。
    私自身も自己が空っぽなこともあり、分裂病質の人間こそが自然であるように思え、逆に無根拠にも自己を確定させる人間たちへの関心が増した。

  • 精神が他人との関係性によって、ぶれていってしまう過程が、実際の分裂病になった患者さんの体験と症例を元に書かれていて読みやすかった!そして読んでる僕本人と他者との関係性や、感情とか久々に考えたなぁ・・・!

  • 「反精神医学」の名著。存在論的に「狂気」を追求した手法は、現象学へも遡る。「狂気」を人間の一様態としてとらえ「ラべリング論」は、正常と異常の境界をも取っ払う。ただ、家族の捉え方は、後にフーコーによって批判的継承され、資本主義社会の問題として修正される。

  • もう文学趣味ではなく実際の必要としてレインを読まなければならなくなった。実際の必要があらためてレインを呼び戻した。
    ネットで古書を再入手し、ページの行きつ戻りつをくり返し、棒線と書き込みで思考の定着と据え置かれた疑問をなぞりつつ、脳裏にこびりついて離れない何人かのあの人この人の仮名をそこに残した。
    あまりにも美しい「廃園に立つ影」最後のパラグラフを何度もかみしめる。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4622023423
    ── レイン/阪本 健二&志貴 春彦&笠原 嘉・訳
    《ひき裂かれた自己 ~ 分裂病と分裂病質の実存的研究 197109‥ みすず書房》
     

  • これは大変な本です。
    時間がある方はぜひ、お読みください。

全17件中 1 - 10件を表示

R.D.レインの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ミシェル・フーコ...
エーリッヒ・フロ...
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
フランツ・カフカ
ミシェル・フーコ...
ウィトゲンシュタ...
マーク・ピーター...
有効な右矢印 無効な右矢印

ひき裂かれた自己―分裂病と分裂病質の実存的研究を本棚に登録しているひと

ツイートする
×