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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784622039549
感想・レビュー・書評
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コンピュータの変遷、人工知能に至るまでの誤解について、歴史的・思想的背景を踏まえながら解説した本。コンピュータが情報を処理するための世界(演算器、メモリ、プログラミング言語などなど)をもとに、人工知能を含めたコンピュータがする「思考」に対する誤解を明らかにしている。
1980年代に書かれたものだが、機械と人間の見分けがつかない世界が訪れるという発想(チューリング・テストを通った機械は人間とみなすという乱暴な仮定だが…)、神経組織・ニューロンの機能をモデル化しコンピュータに搭載することで人間と同等の思考が可能となるという妄想などに触れられており、良く言えば時代を先んじている。
ただ、悲しいかな、チューリングマシンやサイバネティクスに対する無理解・誤解が未だに解消されていないという意味で、この本は役に立っていないというのが私の率直な感想。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンピューター的な発想で物事をとらえるチューリング型人間(チューリングマン)とはいかなる人間か、そのような人間とどのように付き合っていくべきかを、西洋の思想、科学、技術の流れから論じた本。著者は西洋古典学の研究者であるが、コンピューター技術にも造詣が深い。西洋の流れのなかにコンピューターを位置付けているの点が参考になった。
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「人間はコンピュータ化している」という衝撃的な主題を扱う。コンピュータという道具を使うことによって人間はどう変化するのか、歴史を遡りながら解き明かしていく。相当前に書かれた論文なのに、いまだに強い説得力を持っているのが凄いです。
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