PCRの誕生―バイオテクノロジーのエスノグラフィー

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622039624

作品紹介・あらすじ

PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、微量のDNA断片を短時間のうちに無限に増幅させることを可能にする技術である。遺伝物質を操作する能力をとてつもなく拡張させるこのPCR法は、いまや、遺伝子治療、農畜産食品、製薬から、親子鑑定、犯罪捜査、古生物学まで、およそ生きものに関わる研究分野の可能性と活動を根底から変貌させた。バイオテクノロジーにおける世紀の大発明とされるこの夢の技術はいかにして生まれたか?本書は、人類学者であり、フランスの思想家ミシェル・フーコーの研究者としても知られる著者が、PCR法の発明・開発の経緯、この開発がなされた環境、そしてこの技術と環境を形成し、逆にそれらによって形成された主役たちの実像をエスノグラフィー(民族誌)の手法で描いた異色の物語である。

著者プロフィール

1944年生まれ。シカゴ大学大学院修了。専門は文化人類学、民族誌。ミシェル・フーコー研究でも知られている。1978年よりカリフォルニア大学バークリー校にて教鞭をとり、現在も教授職にある。分子生物学に代表される生命科学の発展が人間性の理解に与えた影響にも注目している。邦訳のある著書に『ミシェル・フーコー――構造主義と解釈学を超えて』(共著、山形頼洋他訳、筑摩書房、1996)、『異文化の理解――モロッコのフィールドワークから』(井上順孝訳、岩波現代選書、1980)。

「2020年 『PCRの誕生【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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